蹴上の坂を下ると北山の一部にまだ雪が見えます。
*写真もよかったです。これはアタリだな。
用事を済ませて、そのあと3時間ほど徘徊。
百万遍と善行堂に寄って数冊。
その一冊は、小澤征爾・武満 徹『音楽』新潮社(1981)
対談を編集したものだが、こんなことが書いてある。
小澤「……音楽はまず声から出発するんだ。全部の楽器は全部人間の声の代理なんだ。
人間の声がやりたい願いをヴァイオリンでは、フルートでは、トランペットでは……。あ
ーッと叫びたいところをポーッと鳴らす、それからターンと足を踏むところを太鼓やティ
ンパニーが叩くわけでしょう……。」 なるほどね。
そのほか国家・体制と音楽芸術の関係、中国との交流が盛んになり出した頃なので、その未来的予測など「タイムリー」なところも。共に饒舌。小澤も十分に若い。一寸前小澤と村上春樹との対談を読んだけれど、対談の内容も、本としての魅力はこっちが上。
さて、まちなかを見渡すと着物姿の女性観光客が多い。
驚いたのは真っ白な着物を着た女性。あれは白振袖というのかしら。
帯まで白なので、花嫁が打掛を取っ払って脱走してきたよう。
さらに白の毛羽だったようなショールときた。
うーむ、強烈な違和感。爺には理解の外。
帰りに万里小路の満月に寄って阿闍梨餅を求める。
まだ袋のなかでホカホカしていました。
*ほんとうに久しぶりにコーヒーを口にしました。
*ときどき置き方が変化している
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