2022/04/30

ニギスの丸干

近所のスーパーは鮮魚部門が人気。
小生も毎週数回出陣して購入しています
大手のスーパーだと鮮魚といっても刺身ばかりがならんでいるような所がありますが 
「魚食い」にはそういうのは魅力なし。
50歳後半を過ぎてから、生ものはほとんど口にしないようになりました。
安価な魚を美味しく頂くのが幸せ。
そういう点ではニギスは優等生ではないでしょうか。

この魚、「足」が早いので、ちゃんとした魚部門のあるスーパーでないと買いません。
煮魚にしていただくのが多いですが、丸干しもときどき店頭に並びます。
歯が弱ってくると丸かじりはちょっとつらいですが、頭から尻尾まで、「わた」もぜんぶいただきます。塩と身からでる脂気、「わた」のクセも慣れたらいけますよ。

今日も買ってきました。フライパンにくっつかない処理をしたアルミホイル(これは優れモノです)をしいてじっくり炙ります。小生は下戸なのでごはんのおかずですが、酒のアテにもいいのではと思います。卵も入って脂のった五月が旬。





二毛作

貴重な晴れ間です。
ここ1週間精神的に不安定な老母をなんとかデイ送り出してから
自転車に跨がってご近所めぐりです。
風薫るとはまさに言い得て妙ですな。
街道歩きの人も多いですね。みなさんガイドブックやスマホ片手に元気に歩いています。

田んぼに水が入り出しました。この連休で一気に田植えでしょう。
おかげでどの川も水が一気に濁ってきました。
この泥水に誘われて魚たちが産卵のために琵琶湖から遡上してきます。
近頃まで五月の祭りが終わるまで耕作に着手できない「野留め」の慣習がある村もありました。いまは琵琶湖の水をくみ上げて潅漑しているので、そういう規制もありません。
田んぼのある友人に聞くと、集落の8割がもう耕作委託にだしているとか
業者まかせなので五月の末までに終わればよいとのこと。
「農家」という言葉も有名無実です。

素人考えですが、ウクライナ問題で小麦が高騰しそうなので、昔やっていた二毛作(米と麦)を復活してはどうなのかしら。温暖化で対応可能の地域は広がっているはず。
さらに委託してしまえば、農家の手が取られるわけでもありません。
よそ事でない 日本自身の食料自給率のことがあまり語られないのは不思議なことです。


*虎の張り子(30年以上前、御所近くの人形師さんから頂戴したもの)































*草津宿にて











*草津線上鉤踏切近傍 柘植行き電車



 

2022/04/29

雨なので外出できません。
CDを聞きながら自習の一日。
夕刻には雨はやみましたが、代わって北風が電線をうならせています。
小生の部屋の窓に吊ったよしずがはずれてしまわないか心配。
天気が荒れてくると、老母の妄想も吹き出してくる。
病は「気」からとはけだし名言。
























2022/04/28

午後三時を過ぎてからカメラをもって里廻り。
今日は久しぶりに漬け物石のようなD200を自転車の前カゴにごろりと放り込みました。
今どきでないし、アナクロニズムといわれそうですが、コドモには楽しいオモチャを与えておかないと……。
スマホでは撮れない写真、なんて真面目なことは考えてもいません。


四月というよりもう六月という感じですね。
しかし、世のなか気の晴れないことが多すぎます。
ショスタコーヴィチを聴いたので、
週末から『大審問官スターリン』(亀山郁夫)に取りかかる予定です。
歴史は繰り返します。


*いつもの河原畑でパチリ。











*若葉の萌え出すエネルギーはすごいですね











*いつもの踏切でパチリ 。ICOCAは使うんだけど、電車は久しく乗っていません。



2022/04/27

火水と続けて入洛。今日は朝6時過ぎに出て午後7時過ぎに帰宅。
楽しく勉強できてうれしいけれど、ちょっと眠い。
ついでに授業の合間に学内で散髪。
学生さん価格でカット1600円也。すっきりしましたが
白髪が一気に増えたのに唖然。老いは待ってはくれませんね。
若い人に接していると、なによりも「持ち時間」の多いのが羨ましい。
いわゆる「春秋に富む」というということ。

ポストに届いていたチェロの巨匠ロストロポーヴィチの10枚組CD。
いずれも1950年代の録音です。
帰宅して早速聴き始めましたが、なかなか饒舌です。
明日からは交替で老母の介護。

*今年も新緑のうちに登りたい。火床もくっきり見えています。手前は吉田山。











ショスタコーヴィチは食わず嫌いでした。反省。


2022/04/25

「雨がやんだら~」
一気に夏日になりました。
老母が妙に「活性化」してハイテンションになり、昨夜は寝させてもらえませんでした。
よくしゃべり、よくたべるのは普通なら結構なことですが、認知症でしかもレビーの場合は
要注意。たいていそのあと精神的に暗転するか、起きようとして転倒し大けがになります。
今日は資料しらべのため入洛のつもりでしたが、とりやめて自宅自習。
昼食後はマーラーを鳴らして、窓から吹き込む涼風を楽しみながら、アルコール0.5%ビールを飲んで、さてさていまのうちに昼寝しておかないと……。
なんていっていたら、地震で目が覚めてしまいました。このところ震源をほぼ同じくして、震度2~3くらいの地震が続いています。年内か来年辺りに、本震が来そうな気がします。




2022/04/24

予報通りの雨模様です。
朝の4時過ぎに目が覚めてしまい、そのまま。
このところ夜もそこそこまで起きているので
朝のうちは空元気がでても、午後はぐったり。
動ける間に雨の中を図書館に本を借りにでかけました。
なんでも揃うとはいきませんが、近くにあることに感謝です。















2022/04/23

今年度も湖東の山間の村をたずねています。
新緑でモコモコとした山を見ながら仕事をしてきました。
道中の道の駅には木工品など欲しいものがあるのですが、
稼ぎがないのでじっと我慢です。



2022/04/22

好天です。老母の車椅子導入で、出し入れの予行演習をやってみました。
今の車椅子は軽く出来ていてありがたい。
可搬式のスロープも2つ用意。よく考えられています。

亡父がこの家を建てたときは、バリアフリーなどという思想はまだ普及していなかった。
もしかして、自分が老いるということを考えてなかったのかな?。
だから新築の家を見る時は、まず介護しやすい家になっているかかどうかが気になります。
子育て・介護・天災は、じっさい体験した人でないとわからないところがある。

日中家に籠もって予習していたのでくたびれました。
4時を過ぎてから自転車に乗って里廻り。今は柿の新緑がすばらしい。




































*カメラを構えた姿はもう消えゆく風景です

2022/04/20

今年は火曜日と水曜日、朝5時半に起きて学校へ通います。
この時期キャンパスは若者であふれています。
連休が終わったらガクンと減るのかと思ったら
今は出席が厳しいのでそう極端には減らないとのこと。
そんなわけで昼の食堂は長蛇の列、コロナが怖いので小生は弁当持ちです。

今日の授業は演習。1番手で発表となりあせりました。
午後の授業をまつ間に4回生さんと学生研究室でしばし閑話。
彼は一を聴いて十を知る。小生は十を聴いて一も忘る。
ま、孔子様も「知るを知るとなし、知らざるを知らずとなす、これ知るなり」
とおっしゃってますしね(論語・為政篇)。
何年やっても「知らないこと」ばかりなので、どんなものでも「面白い」のです(笑)。

日中は四月らしい好天。外では軽めのジャケットで間に合いますが
朝方は教室の中は肌寒いくらい。薄手のセーターが欲しいところです。
その天気も明日からは下り坂。いわゆる菜種梅雨かな。
















2022/04/18

ボンヤリ

薄曇りですが雨にはならない。
休日の疲れを引きずった月曜日にはかえって良いかも知れませんね。
所用で隣町へ出かけました。

老母はいよいよ足が立たなくなってきたので、車椅子を導入することに


*桜に飽きたら野の花を楽しみましょう


 




















*京阪電車石坂線唐橋前ー石山寺駅間 
 こういうボンヤリとした日もいいなぁ





















*こういう日はロマンチックなリストなぞ イケメンの決めポーズですね。
 女性ファンが多く演奏を聴いて失神する者もあったとか。
 ホルヘ・ボレット(ピアノ)


2022/04/17

今日も走ってみる

引き続き好天です。
朝からスーパーへ買い出し。その後老母の朝食。
自転車を引っ張り出して三井寺までポタリング。
湖畔では久しぶりの屋外イベントも開催されていますが、
内容はまだまだ例年のようにはなっていません。
それでも外に出たい人の欲望は抑えられないもので
ただ湖畔を散歩するだけで、みんなおだやかになれるようです。 


*長等神社にて この楼門は明治38年の建築ですが、中世寺社建築の様式を踏まえた
 学術的かつ復古的なもの、いわばありえへんような「いいとこどり」がされています。
 これもひとつの時代「様式」なんですな。










*京阪電車石坂線三井寺駅近傍にて 撮影場所として知られるので、あたりに鉄ちゃんがウ 
 ロウロしてます。このおっちゃんはご近所の方。










2022/04/16

微アル飲料を飲んでみた

自転車あそびにはいい季節。
朝から山手の村をたずねて30キロほどポタリングしてきました。

喉が渇いたので帰り道にスーパーに寄ってお昼ご飯の助六と
「ビールテイスト飲料」なるものを買って来ました。ビアリーとかいう商品名です。
もともとアルコールに弱く、しかも膵臓をいたわらないといけないので
しかたなくどうしても呑みたくなったらノンアルにしていましたが、
あれは味がビールからはずいぶん離れているように思います。

あくまで下戸の感想ですが
これはホップの味もするし、わずかながらもほんのりします。
泡立ちもちゃんとある。ワタクシ的には「ほぼビール」といっていい感じです。
それと夏の暑いときにビールはいいんだけど、アルコールでかえって暑くなってしまう
そんなことでビールを躊躇していた人にはいいかもしれません。
まぁお酒に強い方にとっては、子供だまし、麦茶同然とは思いますが……。

で、肝心なことですが0.5%だと法律上の「お酒」にはならない。缶のどこにも「お酒」とは
書いていません。ただ体質によってはビール同然の結果になることもあるらしいとは、その筋のご判断。


*ジョギングのみなさん いい汗をかいておられます

















*八重桜が満開。しばらく寝転がっていたい場所です











*ぼちぼち田んぼも水が入ってきましたね











*東海道ぞいで見付けました 寿老人と布袋さんが玉を捧げ持つ絵



2022/04/15

昨夜の雨でここ数日の暑気が去りました。
軽い上着を羽織って図書館へ行ってついでにあたりを散歩してきました。
こういう日の方が新緑も目に心地よい、風も淡い緑色をしているようです。

自習に飽きたらCDをかけてリラックス。
古いライブ録音を聞いていると、大きな咳やらくしゃみやら。
昔は曲の最中でも結構気にせずぶっ放していますね。
今なら顰蹙ものでしょう。昔のホールは寒かったのかな。

壁が薄いし、家族からの苦情もあり、大きな音が出せず、
このところはヘッドフォンで聴いているので、それで余計に気になります。
いまの技術ならフォトショップで余計な所を消してしまうように、
咳やくしゃみも消せるのかも知れません。

演奏者は勿論、咳の主たちも、とうの昔に全員幽冥境を異にしていると思うと
それはそれで、なんとなく愛おしいょうな気持ちになる。
文句を言う気になれないですなぁ。

































































2022/04/13

昨日につづいて登校。
1限目は3人、5限目は5人 。贅沢なことです。
空いた時間は図書館で本読み。飽きたら古本屋めぐりをかねてプラパチです。


*まずはこんな景色












*天狗の遠めがねでZoomアップ 

武田五一ら設計の元東方文化学院京都研究所建物。これは有名ですが。なんと手前に廃墟化した元光華寮の一部が見えています。日本の初期モダニズム建築の数少ない現存例というのですが……。












*とある路地裏で 通り抜けようとしたら これは面白い












*百万遍近くの薪炭問屋さんで これは「専用軌道」ですね






2022/04/12

夏日になる

今日からお勉強開始で入洛。
5時に起きて老母の朝食の準備と用たしをさせてから6時半に家を出発。
実は朝から大失敗がありまして、生ゴミ2袋をクルマの後席に載せて、行きがけに出していくつもりでしたのに、前方国道の信号が青になったのに勢いを得て、集積場を素通り、学校近くのパーキングについてから出し忘れに気がつきました。
仕方がありません。入念にパッキングし直し、銀色の日よけシートを置いて養生。
前後左右の窓をちょっと開けておきました。午後恐る恐るドアをあけると、なんとか我慢できる範囲で収まっていてほっとしました。でもこういうことが増えてくると老化を感じます。

今日の2コマは当初から受けたかった授業で満足度は高いです。
年配の先生が自分のことをしきりにジジイと称されるのですが同い年。
70年代末から90年代にかけての学史や大学の昔話を聞くと、
そう、そうやったなぁと相づちをうつことが多い。
現役合格ならようやく20歳の学生さんたちには、まさに「おとぎ噺」でしょう。。

午後から一気に暑くなりました。街路樹はソメイヨシノが散って、八重桜とハナミズキに移っています。


*叡電出町楊駅にて












*出町橋西詰にて












2022/04/11

Tシャツだけで過ごせる陽気です。
布団一枚。それも夜中に蹴っ飛ばしていました。
これを温暖化というのかしら?

明日からの受講に備えて、テキストやファイルなどを準備。
前年からの継続が2コマ、新規が2コマ。まるで新入生の気分です。
介護が重くなってきたので、懐にはつらいけど非常勤は今年はお断りしました。
若者たちのコロナ對策は、ほとんどないようなものなので、行動は慎重を期さないと……。

このところCDをちょいちょい買っていましたが、置き場所を考えないといけなくなりました。今どきことですからネット上で聞けば良いんですが、収集癖というのは治りませんね。
クルマのCDも今ひとつ動きが悪いので、データに落として、メモリ経由で楽しむことに。
もっとも軽自動車のオーディオなどカーラジオ並の音質。鳴っていれば良い程度。
でも、この方面は病膏肓に入る方が多いので、凝らないのが身のためです。

お昼はマルタイラーメンとスーパーの巻き寿司+稲荷。
加齢にしたがって生ものがダメになり、にぎり寿司はとんと食べなくなりました。大坂寿司とか鯖寿司とかは大丈夫。

老母をよいしょする時に腰を痛めそうなので腰痛ベルトを購入。
今日は調子がよく、なんとかデイに行ってくれました。


*季節は桜からもう新緑にうつりました。



















*本日のB.G.M ショパンのピアノ オムニバスアルバムです。
 アシュケナージ、ボレットなど。春の日の昼下がりにぴったりです。


2022/04/10

はやくも夏日

ストーブの灯油の始末が気になる陽気です。
朝から2台を強制燃焼させて空にしました。
あと2台、今週中にはなんとか始末が出来るでしょう。
それにしても日本は寒暑2季になってしまったようです。
桜の季節に台風1号なんて声を聞くと、
もう今夏の猛暑が約束されたようで、身構えてしまいます。

介護用品の買い出し、墓掃除、今年初めての昼寝なども……

ここ2週間あまり老母がめっきり衰えてきたように感じます。
この夏を越すのはちょっとむつかしいかもしれないと思い始めました。





2022/04/09

眼福、眼福

 好天が続きます。
春風に誘われて、湖畔を走りました。

まずは瀬田の唐橋。湖上はミズスマシたちの楽園です。










ついで先日入れなかった山元春挙の旧宅「蘆花浅水荘」を訪ねました。
庭園・書院・茶室・洋間・アトリエなどをご子孫の懇篤な解説により楽しませて頂きました。
wikiによると以下のようになっています。大津歴博で関連展覧会もやってます。


趣向を凝らした部屋には貫名菘翁の扁額が多くかかっていました。好みだったのかな。
それにしても当時の画家の裕福なこと、画料は相当なものだったようですな。

かつては庭前まで湖水が入り、舟入ともなっていた。遠くに三上山をうかがう借景庭園。
両隣も同様の邸宅がありましたが、今は昔。
目をつぶって波の音を聴き取ってみましょう。














































































まさに眼福。寿命がのびた気分になりました。
お昼を過ぎたので、花見客でにぎわう膳所城跡公園を経て帰宅しました。