2021/12/31

おおつごもり

いろんなことがあった一年でした。
これからもいろんなことがあるでしょう。

あたりまえを、たのしみに。
たのしみを、よろこびに。

また来年も歩んで参りましょう。
みなさまよいお年ををお迎えください。




2021/12/30

懺悔懺悔六根清浄 其の五

コロナで外に出られない。
出られたとしても電車やバスに乗らず自家用車で移動。
そんなわけで、家やクルマのなかで音楽を聴く機会が増えました。

ことしはまったのはクラシック。
いまさら何から聴けばいいのか見当も付きません。
以前お付き合いのあった芸大のセンセから
(いまはなき東芝EMI TERAスタジオでレコーディングをご一緒したことがあります)
指揮者ならフルトヴェングラー、ピアノならホロヴィッツと吹き込まれていたのを思い出し
とりあえずはそこからと、CDをたくさん買いこみました。
昨日の写真もその1枚です。

いまはyoutubeなどの映像サイトやクラシックサイトもあるので
わざわざCDという時代でもないのでしょうが、
なにしろ300円くらいから買えるので、爺の懐的にはセーフです。
そうそう、と、自分のCDコレクションを押し入れから引っ張り出してみると
あれまあ、フルトヴェングラーもホロヴィッツも、何枚もあるではないですか
そんなことは知らないまま買っていたのでしょうね。

オーディオセットもないので、母親が使っていたCDプレイヤーを引っ張り出しましたが
音は酷いモノです。しかたなくヘッドフォンを購入しPCにセットして聴いてみると
おお! いいではないですか……。いっぺんにはまりました。
ニコニコ動画に「ホロヴィッツ爺さん」のタイトルで彼の録音風景映像がUPされていて
それを見たりするのも面白い。
クラシックのクの字もわきまえない小生ですがこれはとても楽しめます。
素晴らしい世界を知りました。
ということで「懺悔」ですが、オーディオセット(もちろん中古)をいつまで買うの
が我慢できるかと言うことなんです。これを早めに言っておこうというわけです。
買ってからじゃ遅い……。

*師走ももう30日になりました。今朝の夜明け 風がうなっていて寒いです。





*明日から一段と厳しく冷えるようです



2021/12/29

德國柏林より着荷

こんなん届きましたえ。
長旅おつかれさんどした。




懺悔懺悔六根清浄 其の四

今年最終となったデイに母を送り出してから大掃除。
昼前までかかってようやく一段落。 
ついでに自転車もきれいにしました。

自転車に乗るのが趣味の小生
恥ずかしながら複数台所有しておりますが、分相応、たいしたものはありません。
下のオレンジ色の自転車はちょい乗り用に数年前に新古車で買いました。
アラヤのシティサイクル、ツバメ號TJS。クロモリホリゾンタルフレーム。
女性用を意識した商品のはずですが、フレームサイズは550とやや大きく
それで売れ残っていました。
そんなわけでついつい気の毒になりサルベージ。
もちろんただ(無料)ではありません。

ホイールは650Cとミニサイクルなみ。
ただし10Kgと軽いので期待したのですが、てんで走らない。
原動機の劣化もあるので悪口は言えませんが、
正直なところがっくりきて一年以上乗っていませんでした。

しかし、「馬には乗って見よ、人には添うてみよ」のことばがありますが、
思い直してここ数ヶ月意識して持ち出して乗っています。
サドルも乗りやすそうなものに替え、今年は真鍮のベルもおごりました。
ちなみに中国語では……。↓のような言い方があるらしい。


なんでも愛情を注いでやらないと応えてはくれません。
そして、結局身体のほうが慣れてきたようです。
欲を言えばせめてフロントを46tにしてクランクもクラシックな感じに、
タイヤも段差がガツンとくる25Cをやめて28Cのアメクロに……なんて

まぁ、今後の楽しみにしておきましょう。
そんなわけで、自転車に関してはさしたる懺悔話はなさそう(なんやいな)。
来年も健康に支えられ、近くへ、遠くへ、ノンビリ走ってみたいですな。


*ちょっと寸詰まり感のあるツバメ號です

















*今年のぜいたくは真鍮のチン。でも鳴らすことはほとんどありません。







2021/12/28

遊び場発見

老母の朝食を済ませてから、自転車に跨がって墓掃除へ。
さすがに遠方ナンバーのクルマでのお参りが多いですね。

そのあと愛機D200を携えて山へ登ります。
ダンベルのような重さですが、ヘビーデューティの気分一杯。
子どものようにはしゃいでおります。

以前から気になっていた雑木林に潜入。
おお、いいじゃん!
冬の間だけ落葉して明るくなっています。
この時期以外はたぶん突入すら困難でしょう。
落葉の上にしばらく寝転がっておりました。

ピークを目指す山歩きもいいけれど、藪とたわむれるのもいいですよ。
これからしばらくイノシシならぬ人間の「ほたえ場」に出来そうです。


*入口付近は手が入っていて写真のように明るい。
 つややかな葉蘭がたくさん生えていました。



















2021/12/27

うどんにやられた

昨夜は零下になり、凍結しそうになりました。
今日日中も屋外は5度いくかどうか。こたえる冷え込みです
滋賀県の北半分は豪雪となり、立ち往生も各所で発生。
湖南は降ってはいませんが厳しい冷え込み。

その昔近江南半は瀬戸内式気候、北は日本海側気候と教わりました。
近江八幡以北は川を越えるごとに積雪量が増えていきます。
寒がりの人は住むのなら日野川まで、JRなら野洲までです。
信長も安土の冬は寒かったはずですよ。

さて、今日は(いつもそうですが)どうでも良い話題。
朝からスーパーで買い物。正月向けの品揃えになっていてかえって不便です。
お昼は暖かいうどんにしようと、長い賞味期限を確認してかったうどん。
それがとんだ食わせ物で、酸化防止剤(合成ビタミンCかな)の強烈な味と匂いで
気分が悪くなりました。ゆがいたお湯は捨てて、お湯洗いしたうえでそれなんです。
今日が27日で、作ったのは一昨日くらいでしょう。
考えてみれば、その生麺が1月5日までもつはずがそもそも無いわけですナ。

じつは家人がむかしある製麺所でアルバイトをしていたことがありまして
賞味期限が近い麺には直接酸化防止剤をぷしゅぷしゅっとスプレーしていたとのこと
いやー、年の瀬にほんまにまいりました。

気分直しにご近所をニ時間あまりプチポタリング。
師走も残すところ数日。


*カメラも凍えてこんな色



2021/12/26

懺悔懺悔六根清浄 其の三

今年買った真面目な一品
考えようによっては、究極の無駄遣いはコレ。
坐蒲(ざふ)であります。
坐禅を組むときにお尻の下に敷くお座布団です。
どういう風に使うかは↓をごらん下さいな。


昨年からわが家の宗旨である日本曹洞宗の開祖道元禅師に興味が湧いて来て
本を読んだりしておりましたが、やはり坐禅を組まないと……
ということで、時々お寺の坐禅会に出たりしています。
お寺にはこの坐蒲は備え付けてあるのですが、
禅寺といっても坐禅会をされているお寺は数が少ない。
家でもやれますよ、ということで
購入しましたよ、Amazonで……。
同じ禅宗でも臨済宗とはちょっとやり方が異なります。
もう足腰が硬くなっている小生は、結跏趺坐はもちろん
半跏趺坐もできず、あぐらもどきで勘弁してもらっています。

朝起きた時に、お線香を一本立てて、それがついている間坐っています。
よくもこれだけ雑念が湧くなぁというくらいの集中力ですが
これがなかなか面白い。
その昔熱心に教会に通っていた小生が、坐禅を組むようになるとは……。

来年はもう少し気合いを入れて通うつもりです。

*お尻を向けて失礼します








降り始めました

雨戸を揺らす雪起こし。
降ってきました。 
おー寒い。

朝から一仕事として、
ちょっと一服。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番をならしながら
美味しい緑茶で新宿中村屋の「どら焼き」をいただく。
コンビニなどで時々買うどら焼きは今ひとつ、ふたつ。
でも、これは美味しい。なかなか高いクオリティー、おススメ。

*朝の風景 



















*午後の風景 風が藪を揺らします。比良比叡は雪雲のなか。いずれもD200にて。

2021/12/25

迎春準備

近所の小宮さん
のぞいてみたら、注連縄と門松が改まっていました。
北の空は灰色、午後から雪がちらつきそうです。







懺悔懺悔六根清浄 其の二

漢文学習3年目に入った今年は、演習に参加させて頂くなどして、白文を相手にすることが増えました。現代語訳された本を読むのは手っ取り早いようで、結局白文を苦心して読む努力をしないと身につかないということがわかったのが収穫。その過程で典拠などを調べることで、訳を考えてみるというのが大切なんですね。なんとも奥行きのあることです。

学校で学ぶテキストはコピーで提供されるのですが、自分でも手に入れて読んで見たくなり
まずは日本人にもなじみ深い四書を手始めに和刻本を古本市などで拾って読みました。
いずれも地方のそれなりのお家には必ずといってよいほど備わっていたもので、小生も現役の時には何度も手にしていましたが、ああこれね、という感じで読みもしませんでした。

四書なら現代語訳も多く有り、ちゃんと句読が入った活字本もいっぱいありますが、昔の人が寺子屋や私塾で先生を前にして、読まされていた雰囲気を味わいたくて、入手しました。
よく手擦れていて、役に立ったかどうかはさておき、読み継がれた本であります。
あとは中国や台湾で刊行された影印本などもとても安いので、まだまだ積んどくだけですが見つけたら買っています。今は顔氏家訓を読んでいますが、日に数行しか進めません。

あと「工具書」も増えました。文字や熟語を調べるには、中国のサイト「百度」が便利、典拠を調べるには「国学大師」とか、台湾の中央研究院の「漢籍電子文献資料庫」などのサイトが有りとっても助かっていますが、紙の辞書をめくるのはまた別の楽しさがありますネ。

さて、こんなお習いごとが、なんの役にに立つのかと問われると、ちゃんと答えられないのですが、還暦を超えるとやはり広い意味で「余命宣告」をされたも同じでありまして、そうなると新しいものに手を出しているよりは、評価の定まった古典を読んでおきたいと思うようになります。いささか大袈裟かも知れませんが「読まずに死ねるか」という気になります。所詮真似事、「日暮れてなお道遠し」ですが、今のところ毎日読むことが、楽しくて仕方がありません。


*集まってきた本たち(じつはほんの一部……)









2021/12/24

懺悔懺悔六根清浄 其の壱

コロナの下で、ストレス解消のためでしょうか、
今年は買い物が増えました。そういう方も多いようですネ。 
実店舗にはなかなか行けないので、ネットショッピングが大半で、
日本の古本屋やアマゾンに支払った金額は見るのも恐ろしい。
人様からするとなにを無駄な物を……と思われるものばかり。
そう無駄なもの役に立たないものを楽しむことが文化。
今流行で、ちとうさんくさい、SDGsの趣旨にも叶いますな。
とはいえ、そろそろ年の瀬、縁あって手もとに集まったモノたちを告白して
今年の懺悔にかえたいと思います。

①Nikon D200 
まず買ってよかったナンバーワンは、もう15年以上も前のオールドデジタル一眼レフです。
小生、カメラというオモチャとのつきあいはもう45年あまり、いつも複数台で楽しんできました。30代は赤瀬川さんや長徳さんにあおられて、それこそ30台くらい持っていたかも知れません。趣味の世界と実用とが危うい一致を見せる。まさに「用の美」でありますな。

Nikonはフィルム時代に、仕事の上でFE NewFM2tiなど中級穖ばかり使い、趣味でF2も持っていましたが、使い勝手はよくありませんでした。非力な小生にはPENTAXとかOLYMPUSが相棒でした。デジタル時代に入ってからもNikonとは縁遠かったのですが、昨年辺りからPENTAX機の色にちょっと飽きたなぁという心の隙を突かれた感じで(他人のせいみたいですが)、一万円以下で程度の良いD200の前期型(7000ショット程度)を入手しました。

持ってみるとたしかに重いのですが、身体にフィットする感じで、いやな重さではありません。さすがに当時の上級機だけあって使っていて信頼性の高さを感じます。センサーはやはりCCD、柔らかく写り、コントラストが強く出過ぎず、写りすぎないのが好ましい。さすがにゴツイガタイで、これを人前にもちだして振り回すのは憚られます。

いろいろ試してみたところ、Fマウントレンズとしては最後と思われる安価な軽いキットズームと組み合わせ、Pモードにしてあなた任せで撮ると、すっきりとしたNikon色が出るようです。これなら十分に軽く、ショルダーバックに放り込んで、気儘な旅カメラにもなると思います。あえて唯一の欠点?を挙げるとすれば、記録メディアがSDカードでなく抜き差しに気を遣うCFカードだということくらいですが、これは仕様がありません。

世上「ニコ爺」なる言葉があるようです。最新機の優劣を他社機と比較して云々するような能力も知識もカネもありませんが、オールド機であってもNikonにはたしかにオーラを保っておりますね。
なにせ Nihon の ikonですからね。

宝くじでも当たらない限りD一桁機や、Z機とは縁のなさそうな私にとって、
これは最後のフラッグシップ機かなと思って楽しんでいます。(合掌)

*噂の爺カメラです



 

2021/12/23

冬の常緑樹

老母の訪問看護も年内最終日。お世話になりました。
小生はその間、急ぎ足で年末年始用の買い物にまわり、
ついでに裏山の麓をちょこっと散歩。木漏れ日がいいですね。
今日は家の中より、外のほうが暖かいです。 布団を屋根の上に広げでおります。
このまま年の暮れまでいってほしいところですが、
どうやら明日でおしまい。いよいよ冬型に突入の予報であります。

午後は昨日入手した石川淳『前賢餘韻』の「京の墓」の頁から読みはじめました。

*雑木はほとんど落葉してしまいましたが、シラカシの葉はいよいよ濃いですね。



























2021/12/22

冬至

朝7時前に入京。さすがに冬至である。まだ薄暗い。
いつものパーキングにクルマを入れて、大学構内を通り抜け、
まずは百万遍を下がったローソンでパンとコーヒーを買い、
外で立ち飲みですが、いつも人や車の動きを見ながら一服しています。
その足で出町あたりまで歩きながらブラパチ。
みんなマスクをしているせいでしょうか、
今年は吐く息の白いのを見ませんね。
これもコロナ時代ならではの光景かしら。

8時の時鐘を聞きながら校舎に入り、本年最終の授業に出席しました。
お湯が循環していた昔の暖房はむせるほど効いたと覚えていますが、
天井から吹き出す今のエアコンは足下まで温めてはくれません。
しかも窓は開いています。最後までちぢこまりながら終了。
今年も楽しく学ぶことが出来て感謝です。なお新年は五日から。

頭が「わんかぶり」(今はこういう言い方はしないでしょう)になっていたので
生協の理容室で散髪。3年目にしてはじめて入ってみました。
カットのみ1600円と街の廉価理容とほぼ同じですが
鏡台には鋏と櫛が多数並べてあり、部位によって細かく使い分ける手法。
こういうのは修業先の流義なんでしょうけど、初めての体験。
襟足などなかなかきれいに仕上がりました。これは穴場でした。

早めの昼食(小ライス・鶏醤油揚げ・ザワークラウト)ののち3時間ほど図書館で自習。
そのあと古本屋さんめぐり、百万遍の吉岡書店の東店の棚が大きく変わっておりまして、
鶴見俊輔さんの『象の消えた動物園』(2011 編集工房ノア)と石川淳の『前賢餘韻』(1975 岩波書店)の2冊で500円でした。
そのあと善行堂へまわったら林哲夫画伯とすれ違い、ワンコインで一冊拾い、
店主より「謎の古本屋」情報をいただいて帰宅。
今度の入京は年明け5日の予定。

*出町柳から百万遍への道 E-PM2にて






 

2021/12/21

なんとか回復してきた

八割五分程度に回復した気がします。
朝から気になっていた老母の散髪をし、そのあと近所を散歩
ここ数日來の厳寒は去っています。

公園の広場に今日は「英語を使う幼稚園」の園児が遊びに来ていました。
園内では基本英語のみだそうで、かなり遠方から通わせているお家もあるみたい。
高級車での送迎風景がみられます。
やっているゲームはどうやら「だるまさんがころんだ」のようです。
なつかしいですね。あれって、完璧にやるとなりたたないんですよね。
ちょっとルーズにすることで、楽しめるゲームです。
それで、英語でするのかな?と思って注目してみたのですが
そのまんま「だるまさんがころんだ」でありました。
寒風の中、子どもたちが歓声を上げて走りまわる姿には元気づけられます。
爺ですね……。

風に当たると少し頭が重くなったのでほどほどで帰宅しました。
まぁ明日の年内最終授業にはなんとか出かけられそうです。
そうそう、今日は東京の古書店から和刻本の影印本がとどきました(800円也)。
来年度授業の対策?です。ちょっと気が早かったかな……。

*上の写真のような光景が好きですネ。温室ではどこかの家猫が避寒中でした。
 D200にて、なかなかよく撮れます。




2021/12/18

はつゆき

雨戸を揺らしていた風が収まったのは、三時頃でしょうか
降り出したかな、と思いながらまた寝てしまいましたが
朝起きたら屋根にふんわりと積もっていました。積雪は今冬初めてです。
比良・比叡は今も真っ白く雪雲に覆われています。
午前中工務店が修理の下見に来て対応、
そのあと寒いけれど近所をぐるっと走ってみました。 
いやいや、たしかに寒いですが、キリッと身が引き締まって、
それはそれていい感じです。



































Nikon D200

2021/12/17

雪起こし

夕刻、老母の世話をしてから、家人と入れ替わりで入京。
虫やしないのあんパンをほうばって、しばしモグモクタイム。
教室一番乗りで五時間目の授業を受けました。
このコマはこれで本年最終となります。Zoomをふくめて皆勤賞を果たせましたが
今日の課題はむつかしかったです。

終了後早くも「よいお年を」と皆さんにご挨拶。
先生には来年度の受講して差支ない旨の認めをいただき、ホッとしました。
母の具合如何で状況は変わるかもしれませんが、もう一年、
つまり四年目になるのですが、聴講生を続けるつもり。
やっている内容は前職とは全く無関係とはいえないけれど、
人が聞いたらなんで? と驚かれます。
定年退職まで行って再任用されていれば、まだ一年はしっかり稼げたはずですが
今ふりかえると、早くやめてよかったと感じています。

日暮れ頃から雪起こしの風が吹き出し、逢坂山あたりから白いものが落ち始めました。
外は5度を切りました。明日の朝はどうなっているやら。








2021/12/16

プロの技

師走もいよいよ後半に入りました。
かつて感じたような気ぜわしさはありません。
もちろん、それは過半は自分自身が仕事を離れてしまったからでしょう。
世の中、同年齢でバリバリ活躍されている方も多くいらっしゃるとは思いますが……。
「依願免本職」なので退職金が大幅に減らされていることでご免して? 貰いましょう。

在職中も年度しばりの職場では12月は締めに向かう通過点にすぎませんでしたが、
それでも仕事の密度も高まっており、歯が腫れてあわてて抗生物質を探したり、眼精疲労で
戻したりしたものでした。今はさすがにそういうことはなくなりましたが、代わって加齢に
よるくたびれや機能低下を実感しますね。

さて、今日は訪問看護の日、母のお気に入りの看護士さんが来られ、
念入りに処置してもらい、機嫌がよかったようです。
プロの技はあらゆる面で感心させられます。
肉親だとどうしてもマンネリになり、また気分に左右されるところが多いです。
母もそれは敏感に感じ取っていることでしょう。
寝たきりを覚悟してお願いした訪問看護でしたが、かえって元気になったようです。
年末年始は一週間在宅介護となるため、体操の方法なども伝授してもらいました。








 

2021/12/15

夜明け前

師走も早や半ばとなりました。
今日は1限目に授業があるので早起きです。
久しぶりにJRと地下鉄を乗りついで今出川の駅から外に出たら、
あらまあ、まだ夜が明けていません。
左に同志社、右に御所を見ながら、東に向かって歩いて
枡形商店街のアーケードを抜けたあたりで、
ようやく東山の空が明るくなってきました。
出町橋・河合橋と渡って出町柳駅のなかを通り抜け
さらにしばらくゆくと百万遍です。ヘッドライトはまだ消えていません。
7時前ですが、この辺りが冷え込みのピーク。
御所附近と較べると1.2度は低いのではないでしょうか。

一時間目の授業を寒さで震えながら受け、その後図書館でいつものように自習。
コロナ對策でしょうか、構内にはクレープ屋さんなどキッチンカーも出ていていますが
節約生活の身は生協の単品おかずと小ライス(古代米入り:赤米でしょう)のセットで我慢。
今日は知恩寺境内で手作り市をやっていて賑わっていますが、
行けば欲しくなるので、これも我慢、我慢。
クラシックのCDを買いすぎたので、今月はもうお小遣いがありません……。
午後は遅めに出て、東山三条まで歩いて地下鉄に乗りました。
このくらいの距離なら苦になりません。

今日の相棒はちと昔のCyber-shot HX60V。雄蘂雌蘂からクレーターまで撮れちゃいます。
使えるのはブログにのせる数枚だけ。フィルム時代にこんなことしていたら破産しますね。
デフォではコントラストが強いので最低に設定していますが、まだこのとおりです。












2021/12/14

明日は電車でGO!

朝から家の用事をざざーっと済ませ、灯油と年賀ハガキを買いにゆき
帰って老母を起こして遅めの朝食をとらせたら、もうお昼前じゃないですか。
あっというまに半日が過ぎています。まことにもって恐ろしいことです。
これから金曜の授業の予習にとりかかります。前半を小生が担当しましたが
後半はなかなかむつかしい。前半をよく理解していないと後半は読めません。
初心者に配慮して貰った格好ですね。
明日は1限目から授業ですが、15日は百万遍さんの手作り市が開催されるので
パーキングは軒並み埋まっていますので電車でGO!
JRも地下鉄もめったに乗らなくなり、ICOCAはコンビニでお菓子を買うだけに……。


先週アマゾンで頼んだCDがドィチェポストから発送された旨の連絡あり。
配送状況を見て、ちょっとした旅行気分です。


*好天です





 

2021/12/13

鍋焼きうどんの季節だが……

先週とは打って変わって、空気がキリッとしてきました。
まだまだセーターにダウンジャケットで出られる程度の寒さですが
やはり12月はこうでなくては。

いつものように墓掃除と買い物、ついでに裏山散歩です。
時折時雨がやってきますが、それになにやら白いものが混じるように
感じるのは気のせいでしょうか。
森の景色も先々週来た時とはずいぶん変わりました。
雑木の葉っぱはほとんど落ちてしまいました。
軽くなった枝が、すーすーして、いかにも寒そうです。
でも、ここに来ると気持ちが落ち着きますね。
森の主のような古木にもたれて一休みです。

さて、お昼ご飯は温かい鍋焼き讃岐うどんといたしましょう。

と、ここまで書いて、半額シールにつられて買って来た讃岐うどんの袋を見るに
生うどんで「ゆで時間は13分」とありました。がーん。
鍋焼きにするどころか、麺が食べられる状態にするまでが一仕事です。
しかたなく、レンジの前で立ちっぱなして二人分半時間。
たしかにおいしかったのですが、これからはやはりぶよぶよの京うどん一択です。


*ショルダーバッグにオールドなNikon D200を放り込んで襷掛け、帰りは買い物も入って
 パンパンに。まるで漬物石を運んでいるようです。でもこの柔らかい写りはいいですね。















2021/12/12

野口謙蔵の空

朝4時起きで鈴鹿の山懐へいつものお仕事に行ってきました。
家を出たらひどい霧。高速も時速は80キロ制限です。

日野川を越える辺りから霧がパッと霽れて、
空が赤みをおびてうねるように……。
おお! これはまさしく野口謙蔵の描く冬の蒲生野。


ただ、高速運転中につきその空は撮れておりません。

*なかなかいわれのありそうな集落でした。


*萱場です











*ダケの神 一枚目の写真の森のなかにあります

2021/12/11

冬支度

用事と用事のあいだをみて、午前中ニ時間ほど自転車に乗って湖畔へ
おだやかな週末です。
釣り人の姿も戻って来ましたね。
半身を水に漬けて釣っていますが、あれは年とってからこたえるのでは、
と心配をしてしまいます。岸から10メートルくらいでどれほど釣果に差があるのかな?
友釣りも嵩じると冷えて腰足腰を痛め神経に障ります。
井伏鱒二も川釣りが嵩じて、神経痛を持病にしたのではなかったでしょうか。

まぁ、自転車で遊んでいる者が言える立場ではありませんね……。
知り合いの自転車屋のオヤジもこのあいだ転倒して圧迫骨折とか。お気の毒です。
乗りすぎは男性の場合前立腺にも障ります。これは男にしかわからぬつらさです。
何事も身体と相談などと思うのは、爺になった証拠ですナ。

あたりの田んぼも冬支度、すき起こしたあとに蛙でも出ているのでしょうか
鳶が舞っています。
大きなトラクター、使っているのは耕作を受託している請負業者でしょう。
後ろについたアタッチメントは、いかにも仕事が出来そうなカタチですな。
そんなわけで、このあたりの農家は、もはや田んぼを持っているだけです。

あすは鈴鹿山中の山里を訪問予定です。
スタッドレスは持っていないので、雪にはならないようでほっとしました。















2021/12/09

まだ晩秋?

以前は12月と言えば冬と、あたりまえのように考えていましたが
温暖化のせいか、今日なんかはまだ晩秋という感じです。
暖かくおだやかに晴れています。

今朝はケアマネさんとの打ち合わせのあと訪問看護さんが来られ
そのあいだ小生はいつものように裏山へ散歩に行ってきました。
ダウンジャケットはいりませんし、ここではマスクも外せます。
南斜面では雑木の紅葉もまだ楽しめますね。
散り敷いた落葉から発せられる森の匂いが気持ちをおだやかにさせてくれます。
あまり時間が無いので、中腹まで登って引き返します。
落葉ですってんころりん。これもよし。
半時間ほどでしたが、せいせいしました。
森から出たヒトは時々森に帰らないと。

*見上げて思わず深呼吸! 彩度が上がりすぎだけど、記憶色としては確かにこんな感じ。



















2021/12/08

大禹謨

朝方まで雨が残りました。
京都もしとしと、歩くのはちょっと無理かなぁと思いましたが、
でも私は晴れ男のはず。ヤッケのフードをかぶって歩き始めます。
そらそら、8時頃からやはり晴れてきましたよ。

今朝の授業で先生が讃岐の土産をくださる。名付けて「大禹謨(だいうぼ)」。
「禹」は古代中国史上に知られた名前。
実在した王様かどうかは不明、治水によって国を治めたそうです。

こんな方らしい?
菓銘は満濃池など丸亀藩の治水事業に絡めた命名。
両者がどうつながるかは https://www.kanesue.net/shop/products/detail/151 参照
稀少糖というお砂糖を使ってあるらしい。
饅頭皮はニッキの香り、餡は上品な甘さ、なかなかいけます。



年内授業は金曜日を含めてあと3回。ちょっと名残惜しい。
一時過ぎまで自習して、その足で善行堂へ向かいました、
いただいた「大禹謨」をほうばりながら、神楽岡の麓をブラパチ。
善行堂では「FURUHON STYLE 古本スタイル」 1号を購入。
いいですね。みなさん当然ながら読ませる。もちろんデザインも洒落てます。

*百万遍─出町柳間 冬色になってきました