2021/11/30

霜月晦日

このところの老母は「わらべ」化が進んでいます。
アルツハイマー型だとそうなるようですが、
レビー小体型でも後半は平行してそうなると聞きます。 
92歳の姿形をしていますが、幼児を相手にしているような時があります。

朝起きたときよく覚醒していると、半時間くらいはまともな会話ができます。
数日前から、「ぼちぼち終わり」というようになり
昨日は「山に歩いていったらきれいな花が咲いていて……」といいだす。
(ここでいう「山」というのは実在する山ではなくて、母が理想の自分になれる場所です)
おお、いよいよお迎えの蓮の花が咲いているのか? と思いましたら、
「石楠花の花」といい、「石楠花は滋賀県の花」と続きました。
まだまだ大丈夫なようです。

よく冷えています。北の方は雪ではないでしょうか、十一月も晦日になりました。
いよいよ明日から師走。先週から柳田聖山の本を読み始めました。
「國男」ならともかく「聖山」を読むとは、はからざりき……。

*買い物の道中で フォーマットを4×3にしてみました。デカイな……

2021/11/29

天狗の遠めがね

冷えましたが、よく晴れています。
今朝は湖畔へ走ってみました。

バッグに放り込んだのは、10年前の廉価+30倍コンデジ(Power shot SX400 is)です。
押し入れから取り出して充電したら大丈夫ちゃんと使えます。
改めてリチウム電池のすごさを感じますね。

それはともかく、24mm~720mm!!で30倍って。
下品というか欲望に忠実というか……。
なんで買ったのかな、山歩き用だったかも?
あ、そうかこのあいだの月食に使えば良かったですね。
24mmの広角側は?だけど、望遠側はかなりのもので、よく写ります。
たまには使ってあげなくちゃ。





















2021/11/28

人の美を竊みて、以て己の力となすべからず

発表も終わったので自習再開。
今日は「願氏家訓」の慕賢編の続きです。
写真の後ろ三行は今に通ずることが書いてありますよ。

 凡有一言一行、取於人者、皆顕稱之、不可竊人之美、以為己力。雖軽、雖賤者、必帰功 
 焉。竊人之財、刑辟之所処、竊人之美、鬼神之所責。

 およそ一言一行も、人に取る者有れば、皆これを顕稱し、人の美を竊(ぬす)みて、以て
 己の力となすべからず。軽なりと雖ども、賤者なりと雖も、必ず功を帰す。人の財を竊む
 は、刑辟(けいへき)の処する所、人の美を竊むは、鬼神の責むる所なり。

ここでいう「美」とは長所、優れた点。功績というニュアンスかな。
それはやっちゃだめですよって子孫にさとしてしています。




比良初冠雪

夜半から厳しく冷えてきて、何度も目が覚めました。
気温は一桁も下のほうまで下がっていたと思います。
朝、外に出てみるとやはり比良山が白い。
11月中の冠雪は例年よりかなり早いのではないでしょうか。

老母の世話を済ませてから、ミキストを引っ張り出して旧街道を北へ。
650Aのふんわりタイヤ、ブルックスの革サドル。やはりこれですね。
京都の自転車屋さんで中古を買ってもう15年くらいになるかな
自転車じたいは初代サンツアーサイクロンなので、70年代末。
となると少なくとも40年はたっています。このまま70歳まで乗れば半世紀。
一番乗りやすいし、ホリゾンタルじゃないので、エイッとまたがなくても大丈夫。
爺になっても乗り続けられそうです。


*ディレーラーは前後ともサイクロンですがダブルレバーは仏サンプレックス。
 もう墨入れも消えて傷だらけ、このあと早速ピカールしました。















*冠雪した比良の山 昼を過ぎても融けてませんね











*町も冬色になってきました 中央の道は旧中山道











*草津線高架橋 なんか無駄(失礼)に立派なんですね




2021/11/27

昨日の空 今日の空

一気に寒くなりました。おまけに時雨れてきて
大慌てで洗濯物をとりいれましたが、そのあとまた青空に……。
晩秋から初冬の時雨は、近江では湖西か湖北の名物のはずやけど
ま。日野川以北は湖北も湖東もおんなじです(超地元ネタ)
雨つぶの匂いも違ってきましたね。


*きのう 左側はもと文学部博物館 


*きょう 河原畑の澁柿の老木


 

2021/11/26

発表終了

夕刻から演習に出席、小生発表当番でした。
 もちろん誤りや、ツッコミどころがいろいろありましたがなんとか終了。
学生時代、このくらい真剣に学んでいたらと思いますが
いたしかたありません、残された時間を有意義に使うのみです。いずれにしても
こういう経験を許されていることにただ感謝ですね。
暗くなった百万遍の交差点を渡りながら、ほっと一息つきました。


*平日ですが観光客が増えました。モミジの紅葉はいよいよクライマックスへ















2021/11/25

冬イチゴ

昨日ほどの冷え込みではありませんでしたが、起き抜けは台所でストーブを焚きました。 
灯油をはじめ石油類高騰ですが、エアコンでは暖まらないのでいたしかたありません。
北国は家計に響くでしょうね。しかし近畿でいえば最低気温は日本海側ではなく、
信楽の多羅尾なんですね。夏は別天地ですが……。
さて、木曜日は訪問看護の日なので、そのあいだは裏山散策。

今日は明日の発表の確認作業(結局泥縄式です)。


*日当たりの良い斜面はまだ葉っぱも残っています











*ムラサキシキブですね 家の庭にもあったはずだけど、いつのまにやら消失。











*落葉のなかにフユイチゴを見つけました 冬の彩りですね、ジャムにすると最高とか。



2021/11/24

京都は寒い

今朝はよく冷えました。
今冬(もう冬といっていいでしょうね)初めてクルマのシートヒーターを入れて入京。
腰まわりさえ温めれば、まだファンは回さなくてもよいようです。

でも1限目の授業はこれからつらいですね。
今日はセーターに厚手のジャケットと言う格好でしたが、
換気のため寒風が入ってくる教室で、ダウンジャケットにすれば良かったと思いました。

講義の後、早昼をとっていつものように少し自習。
午後に入り少しは暖かくなったかと思って外に出ましたが変わりませんでした。
覚悟を決めてスカーフで首をぐるぐる巻きにしてから古本屋さんをまわり、
今日は
 田部重治『山への思慕』第一書房 昭和10年と、
 宮崎小次郎編『京に田舎あり』晃文社 昭和17年 函入 を購入しました。

前者は前小口をアンカットにしてあり、後ろの広告頁はまだ切ってありませんでした。
後者は京都にゆかりのある各界名士の京都にことよせた短い随筆を編んだもの。
天野忠さんの編になる『京都襍記』が出たのは翌昭和18年。
あの時代はこういう企画があったんですね。
うーん、もうすこし町のようすが描かれているとよかったのですが…。

ちなみに後ろの見返しに貼られたラベルは小樽の左文字書店のものでした。
流れ流れて京都まで帰って来たんだな。


*田部の本の表紙と検印紙 「初刷二千部」とあります













*以下今日のブラパチから やはり初冬の色。相棒はOLYMPUS E-PM2+便利Zoom




















































正面の共同住宅は安藤忠雄の作品と聞きましたが……。


2021/11/23

冷えてきました

夜半風が吹いていたので、これは冷えそうと思っていました。 
朝方はまだおだやかでしたが、午後は予報通り気温が下がりました。
昨日用意しておいた灯油をストーブに入れ
いつでも使えるようにしました。
午前中墓掃除と買い物、午後は自習。静かな祝日です。


*霊園の土手の山柿です。鳥もまだ手を出していませんね











*自習教材は顔之推の「顔氏家訓」です。だいたい4字ごとに点が入るので、読みやすいかなと思いましたが、そんなはずはありませんでした(泣)。でも、よくひかれるので読んでおかないと。ちなみに顔之推は唐代のすぐれた官僚で能書で知られる顔真卿のご先祖です。












2021/11/22

作家はみんな「全身小説家」なんだな

ようやく雨になりました。明日からは冬型になるそうです。
今月はポカポカ陽気がつづき、何年ぶりかでゆく秋を堪能できました。

このところクラシックCDをあさるようになって、しばらく行けていなかったブックオフに
通っています。CD1枚が210円ですから、コンビニのコーヒー代と思えばいいわけです。
ついでに本のコーナーもぐるっと回ると、岩波の新・日本文壇史がこれまた1冊220円で出ていたのでサルベージ。バラで持っていましたが昨年処分していました。
小生買い物に行くときは駄賃として100円貰いますので、今度は揃えられそうです。

このシリーズ、ある意味作家のゴシップ(男女関係が主です)が見所なような気がします。伝説に包まれた作家が、生身のまま「どろり」と目の前にあわわれくるようで、いささか違和感を感じないでもありませんし、典拠の誤りなど批判もすくなくありません。「文学史」ではなく「文壇史」としたのもなんとなく肯けます。
小生も最初の2冊を買って読んで、「もういいかなぁ」と思いました。
しばらくすると、私生活が全てでは無いという気にもなってくるわけです。
そんなもんあたりまえやろう、それで?と……。
完結してしばらく時間が空いたので、読み直しです。個人での通史執筆ですので大きな仕事です。作者としても気に入らないなら書いて見ろということでしょう。
今日ならもう少しというべき75歳で亡くなられたので、まさに畢生の大作ですね。


*庭のライラック








2021/11/21

矍鑠たる老媼

このところ毎月湖東の山村を訪れ、お年寄りの方の話を聴いています。
今日は昭和7年から19年生まれの女性4人からの聞き取りでした。
みなさん矍鑠としておられます。
都会の老人はこうは行かないのでは無いかな?

男性より女性から話を聴くのがこのところ面白いですね
こちらも相応の年齢になったので遠慮無く聴き出します。
同行してくれた学生さんがメモを片手に「本筋」に戻そうとするのに
私は脱線していくばかり、でも楽しいですよ。
小生が若いときに聴けた最高齢者は明治20年生まれの方でした。
以来多くの古老のお話を伺いました。今も心に残る老人がいらっしゃいますね。

ここ数年フィールドワークから離れていましたが、ちょっと勘を取り戻した気がします。


*紅葉もそろそろ見納めでしょう。来月も訪問します。



2021/11/20

天体ショーを楽しむ

昨夜は久しぶりに月食を堪能しました。
「ほぼ皆既月食」という触れ込みでしたが、たしかにほとんど新月状態でした。
日食とことなり満ち欠けがゆっくりなので、用事をしながら、ときどきお空を見上げて
おりました。日月は対のように言いますが、やはり月の方がロマンがありますな。
次回は65年後ということで、そのころはあそこで餅でも搗いていましょうか。

一夜明けて、今朝は大津まで何時も飲んでいるお茶を買いにゆきました。
クルマもたくさん走っていますし、湖畔はイベントで大賑わい。
レストランやカフェも盛況のようでした。第6波が無いとは思いませんが
収まる方向であることを願いたいですね。
週明けからは一気に寒くなるようなので、毛布を干して準備しています。


*うろうろしないで、この人のように城跡でのんびりしているのが正解のようです。


 

2021/11/19

おお! 皇帝と月光

自転車で近くを走っていたら、畑の隅にこんな花が咲いていました。
なんていう名かな? と思って「今咲く花」と打ち込んで検索してみたら
「皇帝ダリア」と出ました。ほー。皇帝ですか……。
大人の背丈の倍ほど、いや5メートルにもなるそうですが
その先端に華やかな花を咲かせています。
ちょっと大味な気もしますねぇ。

今夜は月食。手持ちのコンデジで撮った画像も貼っておきます





















洗濯屋さん? 道元!

以前北白川の古本屋さんで入手した、梅原賢一郎さんの『洗濯屋さん道元』 (2019・七月堂 )という、詩集というか、正法眼蔵の「超訳」というか、そんな本を寝る前に読んでいます。お名前から知れるように先年亡くなられた梅原猛さんの息子さんですね。

京大を出られたあと彦根にある滋賀県立大学に奉職されていて、小生も数度仕事の上でお目にかかり、「現地見学」のお供をしたことがありますが、繊細な感性の持ち主と拝見しました。その後京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)にうつられ、2019年に退職されたようです。想像するところその退職記念として出されたもののように見えます。

正法眼蔵の精読を通じて、「難解」とされるその源を、自在な「ことばの遊戯性」あるとし、それらのことばをゴシゴシ「洗い」、あらたに「見いだされた時空」に「干し」ていった道元の洗濯物を、筆者の目で「取り込み」、静かに箪笥にしまっていく、そんな本のように見えます。やさしいことばで書いてありますが、まあ一通りではありません。

本書の「おわりに」に次のように書いてあります

道元の『正法眼蔵』は難解な仏教書とされている。しかし、どの点で難解であるのか、じゅうぶんに吟味もされずに、イメージが先行している感がないわけではない。難解さは、境地の深さにあるのか、論理性に問題があるのか、文字の法外な配置にあるのか、などと、丁寧に検討していくと、案外、すらすらと読めていけるのではないか、そして、そうして読みすすめていくと、『正法眼蔵』は、たんに宗教書というにとどまらず、なんと含蓄のある、おもしろい書物だとも思うのである。

なるほど、しかしこういう境地に達するのは、凡人にはなかなかむつかしそうです。ただ道元というと、只だ坐禅!というイメージがあるけど、そのことばの力はすごいのです。『正法眼蔵』が広く人々を惹きつける所以なんですね。


*装釘はまさに詩集です




2021/11/18

クラシックに目覚める?

先日ヘッドフォンを買ったことを書きましたが
あれ以来毎日クラシックを聴いて楽しんでおります。
時折都合良く「爺」など自称し、自嘲しているように見せてはおりますが
孫もいないし、第一、法律上も老人とはなっていない小生。
まだまだいろんな事に色気がありますな。
とはいえ、後が決まっている人生、
あちこちそう寄り道してばかりもいられませんです
ここは直球勝負?でガンガン聴いていこうと、
とりあえずは評価の定まっている盤から始めました。
おかげでいささか耳たぶが痛いです。

クラシック盤はとにかく古本より安いのがありがたいですね。
 へ……、そんな不純な理由もあります。
もちろんそういうポピュラーな録音はネット上でも聴けるのですが
やはり本で読めるものは本で、音楽は盤でという古い人間ですので……。















2021/11/17

山と渓谷

今日は1限目の授業だったので5時起き。
昨夜夜中に母に起こされているので、しんどかったですね。
さすがにコンビニで栄養剤をドーピングしました。

授業のあとは地下図書館でいつものように自習して、
若い人で混み始めた生協食堂で遅いランチ。
腹ごなしを兼ねて北白川方面へ歩き出しました。
今出川通に面したこのあたり、道路に貼り付いたように小さなお店が並びますが
ここ2年のコロナ騒動で表情もずいぶんと変化しました。
このところようやく愁眉を開いたという状況でしょうか。

私は一筋南、吉田山の裾を西田町方面に抜ける道を好んで歩きます。
微妙なカーブと起伏が続き、山の北裾らしいやや陰気な感じも嫌いではありません。
おかげで夏の盛りは心持ち涼しいしね。
前方に大文字の大の字が見え隠れするのも面白い。
神楽岡という地名も意味ありげでよいですなぁ。

そうそう、このあたりから始めて、白川にそって黒谷あたりまで南ヘ下る
冬のあいだは吉田山に早くに陽がかくれてしまい、さらに比叡山から降りてくる冷気が
谷筋を通っていくこととあいまって、とっても寒いところです
今でも名に負う白砂の上を流れる白川の透き通った水を見ているとブルッときます。
以前はあまり好みではなかったけれど、今は結構気に入っている。
近代以前このあたりはかなり幽邃な場所だったでしょうね。
真冬に歩いてみて下さいな。

今日はいつもの古本屋で山の本を2冊。冠松次郎(かんむり・まつじろう)の
『黒部谿谷』(昭和3年・アルス)と、
田部重治(たなべ・じゅうじ)の『山と渓谷』(昭和4年・第一書房)を入手。
かつて山に憧れる若者なら必ず手にした本です。
いずれも初版。前者はどちらかといえば逍遥派、後者は沢中心だけどアルピニズム派かな。
それにしても彼らをガイドした案内人たちもすごいですね。

山の本は昔と較べるとずいぶんと安くなりました。
若い時に神田で山岳図書専門店をまわりましたが、なかなか手が出ませんでした。
まずは絶対的な登山人口の減少、「山の文学」よりソロキャンプでしょうかネ。
そういう時代になって憧れていた本を手にすることができました。

いずれにしてしばらくは「積ん読」です。


*函はシミやいたみが多いですが、本文はきれいでした。リネンのクロスが素敵。







 

2021/11/16

豊年満作

庭のヤツデの花が咲き始めました。
数日前から偵察隊が来ていましたが、
今日は一気に大軍でやってきました。大小のハナアブですね。
アブと名が付いていますが、人を刺すアブではなく、ハエに近いらしいです。
だから写真を撮ろうと近づいても大丈夫です。

ハチと姿はよく似ていますが、擬態のようです。
あちらと較べるどうも品下るように感じるのは
あの口から刷毛のようなものを出して集める姿がハエに似ているからでしょうか

ま、分類上の精しいことは知らないし、
人間の手前勝手なイメージは彼らも迷惑でしょう。
彼らが生きていることで、私たちもきっと生きているはずですからね。
花に近寄ってホバリングしている姿を撮りたいなぁとおもいますが
簡単ではありません。ここという花を選んで待っていたほうがよいんですね。

今年の見所は、赤い実たくさんなることです。
ナンテン、センリョウ、マンリョウ、どれも豊作です。
たわわに実った赤いナンテンの実を鳥が見逃すはずもなく、
今朝もはやくからヒヨドリがやってきて、だいぶ喰われてしまいました。
このぶんでは師走までもたないかもしれません。
でもビニールの覆いをする気にはなれないので、まぁ好きにやって下さいな。


































*D80+35mm

2021/11/15

里芋がうまい

秋晴れが続きます。
老母をデイに送り出して少し自習したのち
いつもの墓掃除を兼ねて裏山へ向かいました。 
だいぶ葉は落ちてきましたが、今週いっぱいは楽しめそうです。

ここでカミングアウトしますが、小生好物は里芋です。
晩秋から冬にかけて出回る里芋はキメも細かくねっとりして美味いです。
正月時期はおせち需要で品質の悪いのも高価で出回るので手を出しません。
昨日は愛媛のもの、先週は福井、今日は京都産の「えびいも」を賞味しました。
家人はアレルギーがでるので、皮むきからゆでこぼしまでは小生の役となっております。

*いまはケヤキが見頃です
































D3500+キットズーム

2021/11/14

ヘッドホンを買う

秋の夜長に音楽を聴くのもよいかなと思っても、よいオーディオは持っていないし
ペラペラの壁であたりに大きな音を出すことも出来ないので思案していました。
もちろんクルマでは聞けるのですが、ゴーゴーとうるさい軽自動車では、
なにが鳴っているのかかろうじてわかるくらいですので……。

仕方が無いので、Amazonで安いオーディオテクニカのヘッドホンを買いまして、
これまた古いCDプレーヤーにセットして楽しみ始めました。
とりあえずホロヴィッツの中古CDを5枚ほど買ってとっかえひっかえ聴いていますが、
ライブだと観客の咳とか、奏者のハミング?なんかも聴き取れますね。
長年聴いているCDもヘッドホンで聴けば、新たな発見があるかもしれません。
そんなことあたりまえなんでしょうけど、恥ずかしながらそれがうれしいというレベル。
ひたすらうっとりするだけです。

外でも聴きたいので、CDウォークマンのようなものはないかと、ネット上を探しましたが、
スマホで楽しむ時代、もうあんなのはないようです。置いとけば良かったな。

*下の写真は昨日みつけたモミジバフウの紅葉です。
このところ街路樹として人気があるようです。葉っぱが大きいので、落ちるときは
バサリと音でもするようですが、掃き集めるのはかえって楽かもしれません。
勲章のような形をした実も面白い。でもあれはコロナウィルスにも似ているな。





2021/11/13

これもGカメ認定

好天に誘われて裏山へ。
今日は登らずに麓の散歩。いいですね。
実のなる木は山の中より、森の外側に多い。
鳥や獣の目に触れて食べて貰わないといけないからでしょう。
なので人間も麓歩きのほうが楽しめるということになります。

ダウンをはおってちょうどよいくらい、日蔭に入ると寒いです。

今日は所有のカメラのなかでは最新のD3500を持ち出してパチリ。
写りすぎ、鮮やかすぎるけど、軽くて山歩きにぴったり!
なにせボディのみなら395g。頸椎に負担がかからないというか、
深グリップでストラップすら不要なのです。

(カメラの好みはしばしば変わりますので、ご容赦ください)

そうそう来週の授業のあと天気だったら春に行った大文字に登ろうかな。
とかいっていたらレジュメの不備がみつかって、修正にうなっております。

*日蔭を選んで歩いたわけではありませんが……。




















2021/11/12

夜明けころまで雨の音がしていましたが一気に好天に
しかし、晩秋らしく天気は落ち着かないとの予報。
今日は老母在宅のため午前中は自習。

あきてくると寝ているのを確認して、庭の草ひきなど。
親が木や石をあちらこちらから運んでつくった手作りの庭でもあるのはありがたい。
ちかごろ新築の家には庭を造る家はみたことがありません。
一時ガーデニングが流行りましたが、どうなったか。
お隣の家は、息子さんの帰宅にともない庭を潰して駐車スペースに。
もったいないけど、滋賀では車なしでは生きられない。

夕刻授業。京都市内は観光客が一気に増えて、パーキングは軒並み満車。
結局いつもより遠く、いつもより高いところへとめるはめに。
新規開拓とおもってあきらめる。
さらに早めに終わったものの帰宅時間にはまって大渋滞。
蹴上から御陵までに半時間近くかかる。まいりました。
こんどは考えないと……。それでも満員の電車に乗る気はしない。


*庭のヤツデ 花が咲くと待ってましたとばかりに蜂や虻がやってきます。



 

2021/11/11

誕生日

午前中老母のクリニックと薬もらい。
よくはれましたが、さすがに11月半ばという感じ。
来週あたりは落葉盛んという気配です。
車のウインドウから見ると、秋晴れの中空に灰色の雲が次々に湧いて
なんともドラマチックでした。
湖西・湖北はそろそろ「しぐれ」、いつも傘をもって出ないといけなのでは思います。

午後は引き続き「顔氏家訓」の自習。昔も今もと思わされる内容です。
判らない字句については、漢和辞典で追いつかない時は
大きな辞典によるべきなんですが、手を抜いて……。
中国版のGoogleサイトとでもいうべき「百度」を便利に使います。
他のサイトだと一旦簡体字に直してから入力しないとだめなことが多いですが
ここは大抵受け付けてくれます。典故も結構出て来ますので便利です。
「百度一下」です。

さて今日で62歳となりました。
年金が支給されるまでまだ2年(満額は3年)。
今月はちょっと散在しました。また節約生活に戻らないとね……。

*絵に描いたような……。銀杏と欅です。


















2021/11/10

展覧会をみる

戦後のモダニズム建築家の一人、増田友也の設計図などアーカイブを展示した
企画展に、授業のあと行ってきました。なかなか素晴らしい展示でした。
建築家というのは総合芸術家なんですな。

予約制でしたが、スムーズに入館でき、おまけに小生は無料でした。
そのかわりにミュージアムショップでちょっと買い物。
精算しながらお店の女性と話をする。
そうやって店の人に話しかけてしまうのは爺になった証拠でしょうね。
相手は客やから相手してくれますが、ほどほどにしておかんとね。

でも、消費税きついなぁといったら、給料も消費税つけてはろうてほしいとかえって来た。
これには笑いました。労働力を消費したのなら10パーの消費税をつけろと。
……なんだか表題とは違う話に落ちてしまいました。

外に出てキャンパスの方に入ると、クラシックな文学部陳列館があります。
これは仕事でなんどか入りました。研究室に入ると歴代の講座の教授の写真がズラリ。
みなさん学史にのこる方ばかり、官学アカデミズムを実感しましたが
お世話になった先生は立派で優しい方だった思い出がありますな。
いずれにしてもここは新旧いろんなたてものが揃っていて、そういう意味でもいい所です。

その後小一時間ばかり地下図書館で自習し、
それから北白川の古本屋とパン屋を冷やかして帰宅。
道中強い時雨にあいました。空の色も初冬のようで
いよいよ季節が変わってきたなと感じました。

*増田の代表作の一つ「京都大学総合体育館」。なかに入ると一層よいそうなんですが。












OLYMPUS PEN E-PM1+パナGバリオ12-32
古いペンはこんな色になります、昔のリバーサルを透かしてみるような感じ。
後方の壁の点シミがカメラのセンサーの汚れかななどと思わない方は正常です。

2021/11/09

台湾紅茶

久しぶりの雨になりました。
ほこりが落ちて、秋も深まることでしょう。

今朝はいただきものの台湾紅茶
淹れてしばらくほおっておいたら、十薬茶のような味に……。
飲んでしばらくすると、さわやかな香気がでてきました。

今日は雨なのでおんもにでられません。
老母の朝ご飯を済ませてから、読書時間。
森銑三著作集 第8巻 ─儒学者研究よむことに。
このシリーズ3冊もっていますが、
読むぞって、肩肘をはらないですむのがありがたい。
森が自身が「なつかしく思う」人物を描くようすが伝わります。
午後はひきつづき「顔氏家訓」の自習。

*Liptonとはぜんぜんちがうのみものですナ











Nikon1 v1+18.5mm 

2021/11/08

琥珀色のlipton

温かい飲み物がありがたく感じる季節になりました。
自販機もホットが揃った感じです。

家にいるときはコーヒー、緑茶、紅茶、一日に何杯飲むかしら。
コーヒーはスーパーで買う小川コーヒーの豆を毎朝ゴリゴリと挽いて一杯だけ飲み、
お茶は朝宮の上青柳を水代わりにし、紅茶はティーバッグで三杯ぐらい、
どちらも何煎もします。
煎茶は週に一度政所の上等を甘味と一緒にいただきます。
ま、分相応と思います。
紅茶は茶渋の始末が手間だけど、琥珀色の輝きはうっとりしますね。
ま、安い紅茶の象徴ともいわれますが……。
ホロビッツのピアノを聴きながら、一日を始めました。

*リプトンです。さすがに日東はあきませんでした。
 ちなみに三条の喫茶Liptonは近江八幡出身の福永さんの創業。










D200+キットレンズ

2021/11/07

好天つづく

おだやかな日曜です。
半時間ほど近所を散歩。
最初のうちは薄いダウンを着ていましたが、
すぐに脱いでしまいました。
今日は立冬とか、家の庭のセンリョウや
マンリョウの実の色も濃くなってきました。
今年もそういう時期なんですね。

午後は漢文の自習。「顔氏家訓」(影印本)を辞書を引きながら読む。
まずは「前車の覆は後車の戒」(典拠は漢書の賈誼伝)とありました。
なるほどね。

*徐々に枝があらわになってきました。











*柿の落葉の中でカメムシがひなたぼっこです。












*桑の葉がすごいことに アメリカシロヒトリによる食害のようです。











D200+キットレンズ