今日は1限目の授業だったので5時起き。
昨夜夜中に母に起こされているので、しんどかったですね。
さすがにコンビニで栄養剤をドーピングしました。
授業のあとは地下図書館でいつものように自習して、
若い人で混み始めた生協食堂で遅いランチ。
腹ごなしを兼ねて北白川方面へ歩き出しました。
今出川通に面したこのあたり、道路に貼り付いたように小さなお店が並びますが
ここ2年のコロナ騒動で表情もずいぶんと変化しました。
このところようやく愁眉を開いたという状況でしょうか。
私は一筋南、吉田山の裾を西田町方面に抜ける道を好んで歩きます。
微妙なカーブと起伏が続き、山の北裾らしいやや陰気な感じも嫌いではありません。
おかげで夏の盛りは心持ち涼しいしね。
前方に大文字の大の字が見え隠れするのも面白い。
神楽岡という地名も意味ありげでよいですなぁ。
そうそう、このあたりから始めて、白川にそって黒谷あたりまで南ヘ下る
冬のあいだは吉田山に早くに陽がかくれてしまい、さらに比叡山から降りてくる冷気が
谷筋を通っていくこととあいまって、とっても寒いところです
今でも名に負う白砂の上を流れる白川の透き通った水を見ているとブルッときます。
以前はあまり好みではなかったけれど、今は結構気に入っている。
近代以前このあたりはかなり幽邃な場所だったでしょうね。
真冬に歩いてみて下さいな。
今日はいつもの古本屋で山の本を2冊。冠松次郎(かんむり・まつじろう)の
『黒部谿谷』(昭和3年・アルス)と、
田部重治(たなべ・じゅうじ)の『山と渓谷』(昭和4年・第一書房)を入手。
かつて山に憧れる若者なら必ず手にした本です。
いずれも初版。前者はどちらかといえば逍遥派、後者は沢中心だけどアルピニズム派かな。
それにしても彼らをガイドした案内人たちもすごいですね。
山の本は昔と較べるとずいぶんと安くなりました。
若い時に神田で山岳図書専門店をまわりましたが、なかなか手が出ませんでした。
まずは絶対的な登山人口の減少、「山の文学」よりソロキャンプでしょうかネ。
そういう時代になって憧れていた本を手にすることができました。
いずれにしてしばらくは「積ん読」です。
*函はシミやいたみが多いですが、本文はきれいでした。リネンのクロスが素敵。