2023/06/30

『蒲生野』創刊号

先週までと打って変わって、このところの暑さと湿気には閉口しています。
昨日は予習のため入洛、つづいて大津で年金関係の相談に行ってきましたが
エアコンをかけていても日中クルマで外出するのは躊躇われます。
身体が順応するまでしばらくかかりそうです。

学校からの帰り、百万遍の古書店に立ち寄って、湖東八日市(現東近江市)を拠点とした郷土文芸誌(のちには地方史研究誌)として知られる『蒲生野』の創刊号(昭和43年11月)を購入。店主曰く「えらい珍しいもんみつけはったな」と。最近まで続いていたが、どうもこのあとは出そうにないという話を先日地元の知人から聴き、創刊号もっているかと尋ねたら、ないというので進呈することにしました。
同誌は当時の万葉ブームも背景として、名高い額田王と大海人皇子の相聞歌の歌碑建立ということを契機として、地域おこしの意図をもって始められたもののようですが(なので本誌の発行元はまだ「蒲生野顕彰会」となっています、今は八日市郷土文化研究会)、万葉学者の松田好夫、当時京大助教授だった上田正昭なども寄稿しているほか、表紙は洋画家の野口謙三に師事した地元の藤川与曾吉。写真も質が高く、印刷は京都の白川書院出版部となっているように、なかなか意気高く、田舎の文化誌としては結構周到に準備されています。ちなみに奥付をみると編輯人は高校時代の恩師で驚きました。
表紙にペンで「読売新聞社」とあるのは、発刊時に地元通信局か大津の支局の記者に説明資料として渡したものが流れたということでしょう。


*紙のものは残ります
























*畔ぎわに咲くヤブカンゾウ



2023/06/28

なかなか濃い一日

頭部がなにやら圧迫されるような、そんな天気です。
早朝散歩のあいだにも汗が噴き出し、帰宅後早速シャワーを浴びましたが
あまり無理をしない方がよいような気がします。
今日は昼から仕事に出かけるため、ちょっと寝直しして、体力の温存をはかります。

*5時半ですでに25度 先が思いやられます。

















*昼からは湖東の村へ 桑畑ですがこれは漢方薬の原料になるとか

















*その昔井伊の殿様も通ったという街道筋の家並み 名物はこんにゃく

















*さして山間の村ではないけれど、かつては全村をあげて炭焼き稼業
 これは炭俵を背負ったセイタ。いいお話しが聴けました

















このあと夕刻から猛烈な風雨に遭遇。火球のような雷が何本も落ちました

2023/06/27

なんとも暑い

なんとも蒸し暑い一日でした。
朝の内に隣町まで線香を買いに出かけました。
ネットで買ってもほとんど同じ値段ですが
そういうお店で買うのがいいかなと。

今回のは松榮堂の「五山」にしました。白檀系の濃い香りで、私は好きですが
家の者にはもう一つ人気がありません。
バラの箱入りなので、かなりもつんじゃないでしょうか。
父の亡くなった12年前にたくさんの線香を供えて下さったので、
仏前だけでなく、墓参りの時にもどしどし使いましたが、5年ほどもちました。
今は毎朝仏前にローソクと線香を上げるほか、気分転換に自分の部屋でも焚いています。
そういう趣味はなかったのですがね。

午後はぐんぐん気温が上がり、さすがにぐったり。
冷房をかけて水分補給にも用心しないと、あっというまに熱中症になりそうです。

*ご近所まわり なんかジンベイザメのような



















*かなり古いショベルカー いつもと違う場所にありました。生きているようです


*アザミの花にはカメラを向けてしまいます


2023/06/26

近世畸人傳を讀む

夕べは8時半頃に床についたので、あまりに早すぎて、夜中に数度目が覚め
最終的に4時に起きてしまった。
することもないので、小さな音でマーラーの2番を鳴らしながら、
伴蒿蹊の『近世畸人傳』中の僧六如の序を原稿用紙に写してみた。
字数にして八百数十字。
岩波文庫版は句読が入っているので、眼で追うだけでもなんとか意味はわかるが
やはり書いてみるとさらによい。
畸人の意味も森銑三の解題に引いてあるが、前後をあわせて読むとさらによくわかる。
漢籍を踏まえているので、それがなにかを考えてみるのも面白い。

まだ夜が明けないので、さらに序につづく蒿蹊自身の題言も写す。
なるほどねー、味わい深い。
いや今までちゃんと読んでおりませんでした。

今日はどんよりとした梅雨空で湿気も高い。
時折雨になって降り出すかも知れない。 
以下、終日漢文自習に費やす。





2023/06/24

夏至前後

週末はボランティアと授業で過ごしました。
幸い湿度もほどほど、なにより日も照らずで、ありがたいことですが
これから梅雨末期の豪雨には油断はなりません。
それにしても日が長い。6時半に京都を出て小一時間で帰宅して、
ようやく黄昏時という感じ。なんだか得したような気分です。

*ご近所めぐり











*京都にて











*光華寮跡 とうとう解体のようです











*夕方はドラマチックに



2023/06/20

サツキの刈り込み

照らず、降らずで一日過ごしました。
これを幸いに朝からサツキの剪定をおこなった。電動バリカンでざくざく。
例年庭師さんに入っていただいているが、盆すぎてから刈ると翌年花がつかない。
ヘタは承知で自力更生。刈った葉を散らかさずにゴミ袋に入れるため、ポリの波板を使用。
以前は古シーツを敷いていましたがこれは便利です。これはネット情報。

サツキの赤い花は、気候高温化の砌、見ていてそう心地よいものではない。
咲いたらすぐに刈り込んで、その形を楽しんだ方がよいようだ。
自家製大刈り込み式庭園だな。

つづいて玄関まわりもデッキブラシをかけて埃を洗い流します。
一汗かいてシャワーを浴びる。もみじ饅頭をたべてほっとする。
かつて母がやっていたことを継承しております。
午後は小川隆『禅思想史講義』(春秋社・2015)をよむ。

*早朝散歩でパチリ


2023/06/19

真夏日

朝起きて鏡をみたらやけに顔が黒い。
昨日の清掃奉仕の際、日焼け止めを塗るのを忘れていました。失敗です。
簡単に朝食をとり、クルマに乗って7時すぎに入洛。
午前中になんとか予習を済ませ、午後は涼しい図書館で雑誌のまとめ読み。
それにしても和雑誌のタイトルほんとうに減りましたね。
外は32度くらいに上がりましたが、カラリとしていて、日陰では汗もかかない。
これは心地よい。
とはいえ、6月後半で連日30度というのはやはり「異常」という感覚をもっていたい。


*昼食後ちょっと散歩 
 積もった落葉やゴミを除き、周囲の樹木を剪定して風を通したら……って思うけど。










*代々の学生さんの忘れ物?











*ほぼ密林



2023/06/18

琵琶湖一斉清掃

今日は「琵琶湖市民清掃」の日。
滋賀県は6月の第三日曜日に、各自治会で地域のお掃除を実施します。
今年は役員にも当たっているので、ニ時間あまり大汗かいてしっかり働きました。
地元は80代の高齢者と、3.40代くらいの世帯に二極分解、小生はちょうど中程の世代なので
身体だけでなく、いろいろと気を遣う立場です。
高曇りで、気温上昇も抑えられたのは幸いでした。
終わってからシャワーを浴び、一休みしてから、次週の授業の予習。
なんとかアタリをつけましたが、詳しくは明日上洛して詰めていきます。





2023/06/17

ノンアルな夜

梅雨晴れです。
気温も極端には上がらず爽やかな一日でした。
昼前に入洛し、夕刻授業。そのあと研究室のみなさんと百万遍で飲み会。
飲めないので終始ノンアルビールでしたが、ともかくコロナ発生以来の宴席参加です。
春秋に富む若い人の元気な様子は頼もしく羨ましいですね。
先生を筆頭に呑み助が多いので、おなかが減りました。
下戸には食べる席のほうがありがたいです。
遅くならない内に失礼しましたが、帰ったらいつもならとっくに白河夜船の時間でした。
今日買った本→井口順子『送別の餃子』(灯光社 2021)久しぶりの新本。

*吉田山にて



2023/06/13

急遽入洛

授業のない日ですが、金曜日の予習のため急遽入洛しました。
今回は調べるものが多く、本が揃わない自宅での予習には限界がありました。
7時過ぎには学校に到着。それから午後2時ごろまで、学内3箇所の図書館を順番に回り
いずれも書庫に潜っておりました。
まとわりつくような湿気と30度近い外気から遮断された書庫は極楽です。
お昼は生協で豚のちゃんちゃん焼き+小ライス+フルーツヨーグルト。
1コインでおつりが来ます。収入の無い者に贅沢は禁物です。
帰りは北白川あたりまで、日陰を選びながら散歩。
いつも寄っていたパン屋さんが半月あまり休業なのが心配。古本2冊買う。これは贅沢。
帰宅後小野和子『あいたくてききたくて旅にでる』PUMPQUAKES刊 2019 を発注。これは名著のようです。

*早朝の知恩寺 



















*この時期はやはり紫陽花です











*まあこういう景色も好きですが











*農学部近くでパチリ。今日はお休みの店がおおいです












*お供はRICOH GRDⅢに広めの純正21mmファインダー(28mmフレームも入っていま
 す)をつけてパチリ。基本は-1/3補正。古いカメラですがもっていて楽しいし、よく写
 ります。


2023/06/11

ツバメが減った

法事が終わっても、まだ処理しなければならないことが残っていますが、
昨日は自転車にまたがって里廻りを楽しみました。お尻の具合もよい方向のよう。
梅雨空、湿気……。まぁ、それも四季。ありがたく味わっておきましょう。
田んぼの水面すれすれに燕が飛んでいますが、
やはり今年は数が圧倒的に少ないですね。
たしかに農地や里山が減り、餌場や巣づくりの場所も減ったには違いありませんが
温暖化で渡りそのものにも変化が生じているのかなと素人想像します。
小さな変化は、じつは大きな変化なような気がします。

今日は雨。このところ学生さんの気合いが上がってきたので、
置いてけぼりにされないよう、今日は漢文自習に集中。
BGMはラヴェルのピアノ曲。いちばんのお気に入りです。

*梅雨空のもとで咲く薊 



2023/06/08

昨日は、四十九日法要も無事すみ。ほっと一息。
朝から動きづめて水分補給ができていなかったのか、夕方軽い熱中症に。
あわててポカリをがぶのみしてクールダウン。
今日は終日ボランティア、明日は学校。
また普段の暮らしに戻ります。


*早朝久しぶりに自転車で里廻りです。











*ハウスからでる野菜くずも夏向きに



2023/06/06

ときおり晴れ間ものぞくけど、やはり梅雨空です。
朝から諸手続きと明日の四十九日法要の準備。
父が亡くなった10年前はサクサクとすませられましたが、
10年後の今回は、あっちこっちするだけでくたびれます。やはり歳ですね。
キリがついたら小旅行でもしたい気分です。

*朝のお散歩



























2023/06/04

いろいろ楽しむ

引き続き好天。
午前中に南滋賀のあまつち教会友遊館で開催されている一箱古本市にでかけました。
軽自動車に家族全員乗ってGO!
こういう気晴らしは母の介護時代は全くできませんでしたから、久しぶりです。
大津宮時代の史跡が散在する一帯。高台にあって、会場からの景色はすばらしいですね。
何冊か本を求めました。
しかしこの宗教法人はどういう新興宗教なんでしょうか。
神道系ということは神職・巫女姿の方がおられるのでわかるのですが。
天理教系かとも思うのですが、全然情報がないですね。不思議な場所です。


*早朝の散歩は撮り鉄 運転士さんも上着を脱ぎました











*林哲夫書店にて求めた骨董 蓮の花の造り物 竿頭の飾りのようで、銅板を切り抜き、胡
 粉などを塗っています。花弁が何枚か欠けているのが残念ですが。
















*夕方また散歩


2023/06/03

豪雨一過

昨日は集中豪雨のような降りになり、ご近所でも避難勧告がでるほど。
スマホが例のけたたましい緊急情報音を発して、ものものしい一日になりました。
交通機関にも影響が出ていたので、結果的に授業がZoomになり幸いでしたが、
しばらく使っていないうちに、ソフトのバージョンがかなり変わっていておたつきました。
今日は打って変わって頗る好天。家中の窓を開け放って湿気抜きにつとめました。
6月の風を浴びております。BGMにはワルター指揮でシューベルトの「グレート」です。

夕飯を取っていたらご近所から一抱えもの花菖蒲をを頂戴しました。見事です。
山の畑に咲いていたということですが、平地ではもう時期が過ぎているので
やはり山の中のすずしい場所なんでしょう。さっそく母の祭壇の前に飾らせて頂きました。

*半世紀くらい前の50mmレンズでパチリ リバーサルフィルムで撮ったような感じ


2023/06/01

ノイバラにクマンバチ

午前中は晴れていますが、午後は下り坂のよう。
来週母の四十九日の法要と納骨を行うので、晴れ間のあるうちに墓掃除。
タワシでゴシゴシあらって、まずまずきれいになりました。
霊園の周りの藪は今がノイバラの花の時期になっていて、甘い香りが立ちこめております。
クマバチがぶんぶんとホバリング、蜜を吸うときはジッジッと音がします。
怖そうな外見と羽音ですが、きわめておとなしく、その上オスは刺さないとか。
そうですか。
おっと、明日の授業はZoomにするとのメールが届きました。
楽しみにしていた入洛ですが、しかたありません。
どうやら明日午後は大雨警報の予報があるようです。

*小さいけれど立派にバラですな