2022/07/31

夜明け前に起床。
老母の世話をして、バナナをほうばってから走り出す。

国道に出たら、左右見渡す限りクルマが見えない。
それではじめて日曜日と気づく。
いつものように田んぼ道を走り湖畔へ。
田舎のことゆえ、なにがあるというわけではない。
おのずからある ということ。

あちこちで農薬散布のエンジン音が響く。
うかうかしていると農薬のミストをかぶりそうだ。
穂が出たところ、未熟なその甘い汁を吸いにくる虫がいるのだ。
米の汁を好むのはどうやらヒトだけではないらしい。


*いつもの橋の上から



*今日も炎暑の予報

2022/07/30

昨夜は蒸し暑くエアコンをかけたまま寝る。
4時半起床。5時から墓掃除へゆく。
しばらくこれなかったが、樒はわずかな葉を残して生きていた。
美術館のあたりを走る。街路樹が日焼けて無残。
このぶんだと国道沿いなどは枯れてしまうのではと心配になる。
そろそろ一雨欲しいところ。
帰宅後すぐさまシャワーをあびて朝食。ごはん、味噌汁、ゆで卵。
本棚から下橋敬長の『幕末の宮廷』(東洋文庫)をとりだして読む。
幕末維新期というと巷間勇ましい政治史が好まれるが
それだけではわからない。身分に基づいた儀礼・慣習に支えられた
京都のまちなかに住んでいた「お上」と禁中の「日常」が垣間見える。
こういうのがいちばん面白い。学生時代以来の愛読書。











2022/07/28

五条坂陶工物語

訪問看護がきてくださるあいまをぬって買い物へ。
帰宅して昼食を食べながら本をひらく。

藤平長一・北沢恒彦『五条坂陶工物語』晶文社 1982

たぶん持っていたような気がして買えなかった。
前の職場に置いてきたらしい。
結局見つからないので先日古本屋で求めた。

北沢恒彦は黒川創の父、秦恒平の兄。この家族には多くの物語がある。
それはともかく、この本はなかなか面白い。
7割は五条坂を拠点とした製造卸の藤平氏を話者とした北沢の聞きがき、
後半2割は藤平氏の筆になる回想。さいごの1割が北沢の臭覚を活かした「考察」である。
もちろん工芸史の専門家、あるいは民俗学者にでも書かせたらまた違う本にもなろう。
産地というのは得てして「記録」がなされないものだ。
著者の「しごと」のなかから生まれていった作品。

176頁
……この東山七条をさらに南に一駅(注:市バスの停留所)いくと、今熊野である。たしかめていないが、たぶんそういうはずだ。京都駅から出た鉄道の架線が東山トンネルに吸いこまれる。その架線の上を南北に東大路がよぎるわけだが、その橋をなんというのか、これもたしかめていない。「今熊野橋」であっても不思議ではない。こんなことは地図でもみればすぐわかることなのだが、たまたま手許にないという理由からではなく、私はこの文章を、こうしたちょっとあやふやなところで書いていこうと思っている。その方が長年京都で生活している人間が、自分のごくふつうの生地のところで、自分の街を見直すときの感じがよくつかめそうな気がするからである。……

こういうところはたしかに魅力なのだが、京焼の概要、産地としての推移について、
もうすこし説明がないと、一般読者にわからないことが多いのではと感じる。
ちなみに橋の名は「今熊野橋」、バス停は「今熊野」である。

読んでいて息子の黒川創に通じる文章と思う。





5時前に起床。
昨日まとまった雨があったので、草木も生き返りました。
とはいえ、夜明けとともに気温はどんどん上がり、
6時をまわるともうのんびり歩いていられません。
自転車が楽なんですが、あんまり乗りすぎると持病に悪い。
一時間楽しんで、終日不快ということにもなりかねません。
朝露をふみながら、オールドデジカメでブラパチがよいですね。

漢文のテキストがなかなか揃わないので、
手もとにあった古文孝経の和刻本『古文孝経標註』を読むことに。
太宰春台の音注、片山兼山の標注。いわゆる『古文孝経孔伝』です。
昨日は本文に入る前に春台の序を読みました。


*朝から木陰が恋しいです































*秋の準備はできています

*6時前 快晴

















*春台先生の朱熹批判がアツイ

2022/07/27

寝苦しい夜が続きます。
9時過ぎ母をデイに送り出して買い物へ。
さすがに自転車ではつらいのでクルマで出動。
炎天下にを避けて遠回りでも地下駐車場へ入ります。
介護食などもどんどん値上がり、
あっという間に5千円が飛んでいくのが恐ろしい。
昔の3千円が今の5千円という感じです。
安いものをさがしだしたと思っても結局量が減らしてある。
財布をはたいて会計を済ませてほっとする。

収入はゼロ。年金は来年から……。どうする。
スーパーでもらってきた氷袋をのぼせた頭に載せて一思案。


*この暑さのなか高校野球はやっているらしい





2022/07/26

寝苦しい夜でした。
エアコンをつけたり、けしたり。
反転、反転、また反転。
今朝は涼しさのかけらもない。
日の出とともにじりじりと照ってくる凶暴な太陽。
ちょっと散歩して、シャワーを浴びて6時前にはもう朝食。
ごはん味噌汁目玉焼き、ついでにサプリも放り込む。
麦茶を作って、さぁ今日も、負けないぞ、と力んでみる。
























2022/07/24

朝練

夜中にぎゅっと冷えて、あわてて窓を閉めました。
しっかり寝られてありがたいですね。
5時に老母のトイレを済ませ、バナナを一本ほうばってから
一時間あまり自転車にまたがり田舎道を走ってきました。
涼しくてTシャツ二枚重ねでちょうどよいくらい。
あちこちの畑から煙が上がっています。あれは蚊遣りの意味もある。

帰宅してベートーヴェンの田園を聴く。やはり「田んぼ」という感じじゃない。
そういえば田園という名の喫茶店、昔はあちこちにありましたね。
さて、今日は山鉾巡行の後祭。熱中症にご用心。
もちろん小生はいつものように母とテレビ桟敷で見物です。

*5時台だと気持ちよく走れます。
















*久しぶりに湖畔へ。バス釣りは岐阜とか他府県ナンバーで来てますね。
















*ついでに撮り鉄も この時間帯は貨物アワーです。さて今日も暑くなりそうです。






2022/07/23

ようやく梅雨明け?

本当の梅雨明けがきたような空です。
まぁ、そんなところでしょう。
カラリとして風がある。やはり夏休みはこうでなくちゃ。

老母は名実ともに要介護5。
毎朝起きて様子をうかがい、生存を確認する気分。
身体もアタマも童になりました。
親の介護はコチラの心身のバランスを崩さないようにするのが肝要。
ブラパチは気分転換に最適です。

*買い物帰りに近所の公園にて





























2022/07/22

雨上がりの空

コロナが一気に拡大して、いろいろ予定も変更。
流行の当初、京大の山中先生が3年はかかるとおっしゃっていたが
どうやらそれを超えてゆきそうです。

昨夜は二時頃から猛烈な降雨。あわてて開けていた窓を閉めました。
らうつらうつらしているうちに夜明け。
雨やみを待って自転車に跨がり里廻り。帰宅してシャワーを浴びました。
繁華な所ヘ行くのは憚られますが、出不精していると身体もなまる。
少しでも身体を動かし、汗をかくのも健康法かな。
今日も蒸しそうです。
























2022/07/21

買い物帰りに森に寄ってみました。
森の主のクスノキをパチリ これ一本で樹冠は20メートルくらいありそうです。
このあたりの丘陵はもともとアカマツが多く、子どもの頃はマツタケも出たものですが、
松枯れでこういう広葉樹が優勢になりました。
松山特有のからっとした感じ、松ヤニの匂いが懐かしいですね。











2022/07/20

「真夏ノ京ハ行クヘカラス」(家訓)

朝から急遽京都へ。
夏休み用の本を借りに学校ヘいきました。
同じ研究室の学生さん。コロナの濃厚接触者になったとか。
結果的に無事だったようですが、やはり急速に増えてきました。

すずしい図書館にこもって昼前に外に出たら、ウームべらぼうな暑さです。
取置きをお願いしておいた本を善行堂まで歩いてとりに行くだけでふらふらに。
水分補給が足らなかったのか、帰路車のなかで足が吊って往生しました。
もう夏の京都はいきません。キッパリ。

*朝のうちはまだ涼しかったんですが……






























































炎天下ブラパチしてたから
のぼせたのかも

2022/07/19

我レ目下線状降水帯ニ突入セリ

小生カメラ好きです
ネット上に有益・無益こきまぜて面白いサイトは少なくありませんが
Twitterはサイドに出てくる扇動的な情報が身体に悪いし、
youtubeは馬鹿番組が多すぎるので見ないようにしています。
Facebookは限られたものだけ、たまにのぞいています。
お気に入りの一つに 変態カメラクラブ があります。

管理者さんをはじめ投稿者に人格者が多いのか、押しつけもなく、
「長幼の序」が守られており(笑)
まったりした進行具合とその「変態」ぶりを楽しませてもらっています。
技術者の方が多いようで、文系特有の妄想に終始しないのがよいようです。

今日は強烈に降っております。




















2022/07/18

畑三題

昨日は午後から雨模様。
夜はしのぎやすかったですが、3時頃からまた雨音が聞こえだし、
このまま今日もふったりやんだりのようです。
どうしてもこもりがちで、筋肉が落ちてきました。

三日ほどさぼっていた漢文は、
前期授業でつまみ食いした王通の中說を読むことにして
影印本を日本の古本屋に注文しました。

雨のあいまに里廻りしてきました。
蝶がたくさん舞っていました。湿った空気のなかを重く飛んでいます。
カメラはオールドなNikon D200 ダンベル運動になります。

*写真右上にアゲハが写り込みました。























2022/07/17

山鉾巡行

今日は山鉾巡行は前祭、小生は老母の散髪をしながら
いつものとおり(といっても久しぶりに)テレビ(KBS)桟敷で見物。
旧知の村上センセが解説。お髭もなかなか似合ってる。
ゲストが上手に突っ込むので、以前の山路・八木両先生にくらべるとおとなしい村上さんはしばしば困惑。あんまりあけすけに言えないことが多いのに……。
たぶん知ってて聞いてはる。ほんまいけずやわあ。
それでも取材力と蓄積された情報量はさすが地元放送局と感心。

10時からはNHKでも中継。解説は高校後輩の橋本さん。
かっぷくいいので浴衣姿も似合ってます。
しばらく見ていたが、ゲスト(佐々木藏之介)があまりに神事、神聖と舞い上がられるので鼻白む。専家の橋本さんもこれまた困惑気味。京都人やのにああいうのは田舎くさい。
「もったい」にだまされず、それでいてだまされたふりを上手にせんと。

亀の甲より年の功、KBS京都の勝ちとみました。


*蓮にはあらず








2022/07/16

珍品堂主人 カネとオンナとコットウと

昨日は夕食のあと、例によって口寂しくなって、
手にしたのは井伏鱒二の『珍品堂主人』。
面白くってそのまま一気に読了。
持っている中公文庫版の解説(中村明)はなぜかなにも触れていませんが、
読み始めたらだいたいモデルが浮かんできます。
なにより主な舞台となる料亭の話におよぶと、ははーんこれはあれだなとわかる。
それはともかく話の運びの緩急がすばらしい。
金と女に骨董が加わると男は……です。
毎度の事ながらうなってしまうおもしろさです。
井伏を古い本で集めようとするとそれなりにお高い。
安く買えるものは大抵集めてましたが、先年処分。
うーんまた読みたくなりました。


午前中老母がデイに行ったあと部屋の大掃除。
介護の状態が変わってきたので、古い衣服や下着などを大処分。
60㍑ゴミ袋に4杯出ました。
つづいてキッチンの混合水栓のカートリッジが壊れたので32年ぶりに交換。
水栓はとっくに廃番ですが、なかのカートリッジはAssyパーツとして売ってます。
ネットでちょこちょこっと調べてAmazonで買って、届いて5分で取替え完了。
こんなんでも獨居のご老人なら悪質業者にボラれるところです。
あちこち傷んできました。今年はエアコン、換気扇2箇所を新調。
このあとはトイレと風呂釜あたりと踏んでいます。直せるものは自分で直す。
諸物価高値時代ですからねぇ。

*今夜は宵山、明日は山鉾巡行 天気はどうかな……。





2022/07/15

水上勉『一休』

今朝から水上勉の『一休』を読み出しました。中公文庫版。10年くらい前買ったような記憶。50円のシールが貼ったままです。購入時は途中で放ってしまったのですが、このところ禅文献にも食指を伸ばしているので、なんとなく背景が見えて今度は通読できそうです。

水上勉はたしか高校生の時、湖北余呉湖ちかくで琴の糸を引く娘を主人公とした『湖の琴』を、律儀にも本屋で買って読んだのが最初。学生時代、空き時間に校舎のすぐ南にあった等持院に入った際、住職がこの寺や大学に縁のあった作家のことを話してくれました。「五番町夕霧楼」はテレビでこっそり観ましたね。学校帰りにあの界隈を歩くと、まだまだ往時の名残がありました。
そうそう同志社の北側の相国寺へ行くと、作者が修行していた塔頭が現存します、いまは知りませんが門前にたしか「雁の寺モデルの寺」なんていう案内看板が出ていたように思います。『雁の寺』は映画で知っていたこともあり、そんな背徳の物語がはたしてお寺の「売り」になるのかしら。「若尾文子」はいるのかしら。なんて。雁の寺の若尾といい夕霧楼の佐久間良子といい、まさに「女優の時代」だったんですね。

さて『一休』。いろんな評価がネット上にもあふれているのですが、例によって作者の小僧時代の体験が強いかげをおとした伝記小説には違いありません。ただそれだけでなく、専門の学者との交流のなかでなされた仕事のようですね。柳田聖山が著作の中でこの作家をたかく評価していましたし、共著・対談も多かったですから。それまでの流行作家としての作品群とは色合いは大いに異なります。一休は琵琶湖畔の町、堅田でながく修行しており、そこで大悟したというのですが、大津の人間はあまりそのことをいいません。小生は学生時代、一夏浮御堂の下で発掘調査のアルバイトに汗を流していたことがあり、ほほーと思うことしきり。ゆっくり読んでゆきます。




















2022/07/14

この湿気をなんとかせい

まことにもって表題のとおりであります。昨夜も気温は低めだったのに夜半から強度の湿氣が襲いかかり明け方には雨が降り出す始末。まるで水槽のなかにいるようです。気象庁は梅雨明けを宣言した手前、天氣図に梅雨前線を書き込まないようですが……。あれは「梅雨の中休み」ではなかったかと思われます。やはり祇園祭があって始めて梅雨明けというところではないでしょうかネ。それにしても山町鉾町のお町内は空模様が氣になるところでしょう。

さて、朝、老眼鏡のツルをとめている小さなネジがポロリと落っこちました。そのネジを探すのですが、老眼鏡がないとこれがわからない。なんとか見つけ精密ドライバーを取り出しでねじ込みたいのに焦点が定まらない。いやはや困りました。遠近両用を常用していますが、老眼鏡は読書やPC作業には不可欠。このところ近視が「改善」されて眼鏡なしでもだいたい大丈夫なんですが近場はなんともしがたい。若い時老眼鏡を首からぶら下げていた先輩の姿を格好いいなんて思っていましたが、なんのなんの、ストレスのたまることです。






2022/07/13

いよいよ夏休み

今日は比較的過ごしやすい一日でした。
1限目と5限目の授業は、いずれも今日で前期終了。
試驗もレポートもない「門前の爺」は氣樂であります。
夕刻には26度くらいまで落ち、歸り道はエアコンなし。
これでも昔とくらべればまだまだ暑い。
さて、あしたからはまさに「毎日が日曜日」です。なにするか……。
漢文は途中で置いてある『説苑』をさいごまて讀み切るのが一つ、
あとは、だれか作家を決めて、集中的に讀みたいですね。
それと、どこかへ行きたいけれど、暑さに弱い小生、夏の移動はもうあきらめました。

*左京區田中界隈

































*ヘッドマークには「えいでん七夕傳車」とありました。
 小生元田中驛から田中神社、御蔭通りへ向かう道がお気に入り。
 昔の田中村の雰囲気がかすかに殘ります。

2022/07/12

戻り梅雨?

雨続きです。
湿気が酷く、寝苦しい夜が続きます。
今日、明日と授業。前期はこれで終了です。
昔は5月連休明けに始まり、7月に入ったらおしまいだったようです。
漢和辞典のベストセラー『全訳漢辞海』(三省堂)の監修者で中国学者戸川芳郎先生の
オーラルヒストリーを見つけたのでリンクしておきます。
「教えず、教えられず」、とても近寄れませんが、こういう世界も面白そう。

さて、今夜は寝られるかどうか……
涼しくしてラヴェルの「ダフニスとクロエ」を楽しんでおります。




2022/07/10

昨夕から夜半にかけて結構な降りでした。
カンカン照りと大雨が交互にやってくる。
晴れても湿度が高く、まるで日本は熱帯地方に入ったようです。

朝から投票をすませ、続いて老母の朝ご飯。
今朝は少し会話ができ(もちろんぼけていますが)
久しぶりにおだやかな表情をみせてくれました。

*ヒマワリの花ってなかなかの造形 気に入りました





2022/07/09

ストレス社会

寝苦しい夜でした。窓を全開にしていましたが、そよともせず
東空が白み始めた頃にようやく少し涼しくなりました。
いろんなことでストレスのたまることです。
老母は座敷のベッドで寝ていて、エアコンを常時つけていますが
ここ半月あまりぐっと老化が進み、食欲も減退、温度設定にくるしみます。
今年は湿度が高いので、一層むつかしい。
基本ドライ設定で、リモコンセンサーを見ながら温度を調整して25度湿度65%をキープ。
たんなる冷房だと湿気が取れず、かえって熱中症のおそれがあります。
オートモードもあるのですが、これは元気な人が基本のようです。
これがまた7月入った所ですからね、まだあと3ケ月。どうなることでしょう。

昨日の「事件」には驚きました、まことにお気の毒ですし、あってはならないことですが、ああいう形でしか晴らせないモヤモヤとした「怨み」が、今の世の中にはたまっているように感じます。それをあのように容易に事件化できるのがいかにも現代ということでしょうか。

選挙前ですので、真相はわかりません。迂遠なようですが、極端な金持ち優遇や不安定な雇用を減らして中間層を厚くし、社会を安定させ、仕事や老後の不安、社会からの疎外感を減らしていくことが、いつの時代も大切と感じますが……。











2022/07/08

墓掃除

夜半を過ぎてからぐっと涼しくなり、慌てて窓を閉めました。
日中戸外に出るのは憚られますが、ちょっと身体が慣れてきたのかも知れません。
夜明けとともに起き出して、久しぶりに墓掃除へ。
草ボウボウだろうと思っていましたが、炎暑のためか数本ひねこびたのが生えていただけ
樒も茹だって枯れているとはずと決めつけていましたが、数本は息をつないでおりました。
いつものようにささっと掃除して、線香と蝋燭を手向けて、やれやれです。
見回すとあちこちから線香の煙が上がっております。
諸先輩方がたくさん来ておられますな。
動けるのは朝だけです。

帰り道ポツポツと雨粒が顔にあたりました。
今日は湿気が多そうです。




2022/07/07

熱中症

昨夜小生帰宅後、長男がフラフラになって急遽病院へかけこみ。
中程度の熱中症と判明。夜半まで点滴のお世話になりました。
帰りも歩いてはクルマに乗り込めず車椅子にのり、さらに車内で小間物を広げるオマケ付。
夕食はカレーだったので、車内はカレー臭。これには困りました。
みなさまご用心ください。



2022/07/06

FURUHON STYLE

台風一過で、再び炎熱地獄に逆戻りです。
そんななか近所の図書館が先週から空調が故障してたいへんなことになっています。
今朝も上の子が行ったら、まだ治る見込みが立たず、館の職員さんが建設現場で
職人さんが着ている、「空調服」というのでしょうか、あのファン付のジャンバーを
着込んでいたとのこと。そんなことでだいじょうぶなのかしら。

小生は昨日に引き続き入洛。中抜けして炎天下善行堂へ行き、噂の本の山を見物。
天野忠詩集(最初の方)のサイン入りがありましたが、今は懐の事情が許さない。
しかし、ここへ来るとなにか買わないといけないという強迫観念が湧いてくる。
必要かどうかはこの際関係ありません。
ポケットのなかを探って小銭を確認。
結局100円均一1冊と、まだ買っていなかった『FURUHON STYLE』02号を入手しました。
今回もどの記事も面白いのですが、山本善行さんのジャズ喫茶店主インタビュー、北村比呂古さんの「古本と幻想とサンティアゴ巡礼」が「推し」。北村さんの文章の終わり近く「……巡礼の圧倒的割合を占める、何も無い区間での苦行にこそ本質がやどっていたような気がするのだ。巡礼のメインデッシュが苦痛というのは言い過ぎだろうか……」あたりは、歩いたかたならではの実感と得心した。


*田中里ノ内町にて よくみると奧の自転車は……











*「叡電交差跡」上賀茂生まれの母からはじめてこの「エイデンコウサ」なる言葉を
 聞いたときは、いったいなんのことか理解出来ませんでした。










*FURUHON STYLE 02 毎号快調ですね