2022/05/20

寒暖差が激しくて、ちょっと身体がついていけません。
夜半から冷えてきて、何度も目が醒めて困りました。
朝は老母の部屋でストーブを焚いたくらいです。
灯油を残しておいて助かりました。

『世説新語』は2/3ほど読みましたが、ちょっと退屈になり、『説苑』(ぜいえん)に手を出しました。前漢の学者劉向の撰になる説話集です。
今勉強しているテキストにもしばしば引用されていて、読んでいて楽しそうなので、古本で
中華書局の標点本と、有朋堂文庫版(大正14年刊)を揃えました。後者の編者塚本哲三は当時の国語漢文受験界で超人気の先生だったようです(実際の編集は解題を書いている小柳司気太〈服部宇之吉と共編で『詳解漢和大辞典』を編んだ〉らでしょうか?)。訓点入りの原文と訓読のセットで、訳はありませんが抄でなく「全部入」なのが貴重。コンパクトですが天金、古典版の「円本」という感じでしょうか。手擦れがかなりあり、よく読まれています。調べる時はネット上で検索しますが、やはり紙の本はなにかと便利です。

説苑はいろんな書物から逸話を集めたもので、これによって時の天子の行動を戒めようとしたものとか、なかなか手数のいることです。

*いつもの河原畑にて




















 

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