2022/09/18

今度の台風は勢力猛烈でしかも歩みが遅く、近畿でも甚大な被害発生の予想もある。
一応家のまわりの備えは昨日のうちに済ませたが、屋根まわりだけはなんともならない。
数年前の台風ではご近所でも瓦が飛ぶなどの被害があった。
サイドスローのボールのように吹き上げてくる風だと
重たい瓦も簡単にめくれ上がってしまう。
飛ぶのは今さらとめられないが、あとの処置が問題だ。
亡父が屋根を覆う防水シートを準備しておいてくれているのだが
問題はどうやって屋根の上に登るかだ。30近いのに息子さんは全くアテにならない。
そんなわけで、朝から、あーして、こーしてとシミュレーションをしてみた。
還暦超えた爺が一人で2階の大屋根に登るのはどうも心細いのだが……。
昼を過ぎたが、台風は来ない。どうやら明日以降らしい。

さてさて、コロナ騒動以来、なかなか遠出する機会が無い。
実際にはそれより前から、つまり介護が始まった5年前から、本人が入院している時以外は日帰り旅行すらできていない。しかたなく乗り鉄や撮り鉄、模型鉄さんのブログを巡廻などして無聊を慰めている(模型方面の方は比較的年齢層が高く、内容も滋味がある)。
このごろ懐かしく思い出すのは、東京出張の帰り道新幹線の中で開いた弁松の弁当である。
CPの悪い駅弁には手は出さない主義なので、改札の直前に八重洲口の大丸さんの地下で買い求めるのだ。包みをあけると経木の容器の香りがぷんとして、期待が高まる。
江戸前の幕の内弁当だ。黒ごまののった俵ごはん、マグロのてりやき、あまい豆きんとんと卵焼きの濃い味付け。それとわけのわからん「つとぶ」。あれは関西人にとっては異様なものではあるものの、それは旅という異文化体験を締めくくるにはいかにもふさわしく、ビールのアテにもなる。何本か先に発車する車両に早めに乗り込んで食べ始め、品川に着くまでにはもうごちそうさまだ。あれがもう一度食べてみたい。






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