2022/09/20

涼しくなったので、午後隣町まで出かけてみた。
空は台風の置き土産のような雲が出ているが、風はカラリとしている。
Tシャツだけではもう肌寒いくらいだ。「空気が入れ替わった」というやつだろうか。
気がついたらニ時間あまり走っていた。暑いか寒いかになってしまった日本。
短い秋を楽しまなくては……。

学生時代夏休みの終わりにサークル仲間の九州の実家にお邪魔して2泊。
それから九州各地を探訪した。それがちょうど今ごろだったと思い出した。
当時関西から九州へ向かう夜行急行には、長崎ゆきの「雲仙」・佐世保行きの「西海」、熊本行きの「阿蘇」、そして大分行きの「くにさき」があって、雲仙と西海、くにさきと阿蘇は併結して走り、九州に入ってから分かれた。友人の実家は国東半島にあったので「くにさき」に乗ったはずだ。夜行急行といっても寝台ではなく普通の客席で仮眠するだけ、所謂「座席夜行」で、グレードの低い夜行バスだと思えばよいかもしれない。今ならただにしてやるといわれても勘弁してもらう。
鉄道ファンの方のサイトを眺めていたら、急行くにさきは

1978年 10月 新大阪(大阪)〜門司間は急行阿蘇号と併結する運行に変更。同時に編成も従来10両編成から5両編成に短縮
1980年 10月 廃止

とあった。小生の乗車は1979年の晩夏。これは貴重な経験だったのかも知れない。
その後熊本に向かい、車窓から「田原坂」という駅名標を見たときは、えらいとこまできたもんだと思った。その時カメラ(OM-1)はもっていったはずだが、残念ながら一枚の写真も残っていない。熊本で降り出した雨は、その後記録的な豪雨になり、博多の商人宿で一泊ののち、ほうほうの体で関門海峡をくぐった。まるで内田百閒みたいな旅であった。


*天井川の廃河川敷がおしゃれな散歩道になっていた。































*草津線手原草津間 鈎踏切近傍にて 草津行 味わい深いな








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