酷暑旱天の次は梅雨に逆戻りです。
今日は湿度80%、気温32℃。
この盆お寺のお坊さまはたいへんでしょう。
小生は終日ボランティア。空調の効いたお藏での仕事は快適でした。
今日は湿度80%、気温32℃。
この盆お寺のお坊さまはたいへんでしょう。
小生は終日ボランティア。空調の効いたお藏での仕事は快適でした。
先日建築家で京大教授だった西山卯三の『大正の中学生―回想・大阪府立第十三中学校の日々―』(筑摩書房・1992)を入手、二日かけて読みました。あの丹下健三とはライバルでもあった西山には、はやくに『住み方の記』(筑摩書房・1965)があり、そこでは三高から京都帝大にかけての勉学と学生生活を中心に、達者な本人による挿絵入りで紹介した自伝的な作品があります(同書は小生若い時からの愛読書です)。本作はその前段階、旧制中学時代の記録。やはり挿絵入りで楽しませてくれます。ただ中学校が開校2年目の新設校だったことから旧制中学の典型とはいえず話題にやや欠けること、やはり晩年であること(1994没)からか筆力には衰えを感じさせますが、あいかわらずの記憶力、反骨とユーモアの精神には驚かされます。大阪出身ですが、のち京都の下鴨に居を定めた(小生よく前を通りました)。京都の左派系知識人として生涯をまっとうされています。
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