2021/10/20

季節と共に

好天でしたが、風が冷たく上着がほしい一日でした。
蹴上の坂を下って都に入るときの景色というのは、
まさに四季折々飽きることがありませんが
今朝方は陽の当たり具合か大気の澄み具合がよいのか
視界の端っこに座っている北山も、いつもより奥山が見えているようでした。
盟主は桟敷ヶ岳でしょうか、わずかに900メートルに及ばないものの
前山を従えて堂々たる姿です。
春のぼんやりした北山とは大違い
キリリとしてもう冬がくるのかしらと思うような姿でした。

一限目の授業を済ませて、図書館で調べ物。
久しぶりの生協で鶏と野菜の黒胡椒炒め+小ライスを注文。
ピリッと美味しいのですが、途中でハタと気づいて「逆ぶっかけ」にしました。
具とご飯が別々に出ただけだったと得心しました。
そのあとご近所の古書店を冷やかしてから京都を脱出、途中で散髪して帰宅。
とっても短くしてくれたので、いよいよ寒くなりました。

毎年のことですが老母は日照時間が減り、気温が下がってくると
レビー小体型認知症による幻視・幻聴・妄想が強くでてきます。
今年は半月以上早くからその症状があります。
平素から薬は飲ませていますが量を増やします。
季節の変化が今年は早いのですが、それに人間も影響されているわけです。
そんなことで季節の変化を感じることになるとは、
これもまさに「思わざりけり」……です。

*今日買った本
 ・渡辺武信『大きな都市小さな部屋』SD選書 鹿島出版会 1974
  SD選書は時々買います。このデザイン、本文レイアウトが好きです
  (新しいのではなく全体に真っ黒な古い方ですが)。
  著者は建築家であり詩人。のっけから面白い。

*各方面に義理があってのことでしょう






 

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