2021/11/28

人の美を竊みて、以て己の力となすべからず

発表も終わったので自習再開。
今日は「願氏家訓」の慕賢編の続きです。
写真の後ろ三行は今に通ずることが書いてありますよ。

 凡有一言一行、取於人者、皆顕稱之、不可竊人之美、以為己力。雖軽、雖賤者、必帰功 
 焉。竊人之財、刑辟之所処、竊人之美、鬼神之所責。

 およそ一言一行も、人に取る者有れば、皆これを顕稱し、人の美を竊(ぬす)みて、以て
 己の力となすべからず。軽なりと雖ども、賤者なりと雖も、必ず功を帰す。人の財を竊む
 は、刑辟(けいへき)の処する所、人の美を竊むは、鬼神の責むる所なり。

ここでいう「美」とは長所、優れた点。功績というニュアンスかな。
それはやっちゃだめですよって子孫にさとしてしています。




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