2021/12/24

懺悔懺悔六根清浄 其の壱

コロナの下で、ストレス解消のためでしょうか、
今年は買い物が増えました。そういう方も多いようですネ。 
実店舗にはなかなか行けないので、ネットショッピングが大半で、
日本の古本屋やアマゾンに支払った金額は見るのも恐ろしい。
人様からするとなにを無駄な物を……と思われるものばかり。
そう無駄なもの役に立たないものを楽しむことが文化。
今流行で、ちとうさんくさい、SDGsの趣旨にも叶いますな。
とはいえ、そろそろ年の瀬、縁あって手もとに集まったモノたちを告白して
今年の懺悔にかえたいと思います。

①Nikon D200 
まず買ってよかったナンバーワンは、もう15年以上も前のオールドデジタル一眼レフです。
小生、カメラというオモチャとのつきあいはもう45年あまり、いつも複数台で楽しんできました。30代は赤瀬川さんや長徳さんにあおられて、それこそ30台くらい持っていたかも知れません。趣味の世界と実用とが危うい一致を見せる。まさに「用の美」でありますな。

Nikonはフィルム時代に、仕事の上でFE NewFM2tiなど中級穖ばかり使い、趣味でF2も持っていましたが、使い勝手はよくありませんでした。非力な小生にはPENTAXとかOLYMPUSが相棒でした。デジタル時代に入ってからもNikonとは縁遠かったのですが、昨年辺りからPENTAX機の色にちょっと飽きたなぁという心の隙を突かれた感じで(他人のせいみたいですが)、一万円以下で程度の良いD200の前期型(7000ショット程度)を入手しました。

持ってみるとたしかに重いのですが、身体にフィットする感じで、いやな重さではありません。さすがに当時の上級機だけあって使っていて信頼性の高さを感じます。センサーはやはりCCD、柔らかく写り、コントラストが強く出過ぎず、写りすぎないのが好ましい。さすがにゴツイガタイで、これを人前にもちだして振り回すのは憚られます。

いろいろ試してみたところ、Fマウントレンズとしては最後と思われる安価な軽いキットズームと組み合わせ、Pモードにしてあなた任せで撮ると、すっきりとしたNikon色が出るようです。これなら十分に軽く、ショルダーバックに放り込んで、気儘な旅カメラにもなると思います。あえて唯一の欠点?を挙げるとすれば、記録メディアがSDカードでなく抜き差しに気を遣うCFカードだということくらいですが、これは仕様がありません。

世上「ニコ爺」なる言葉があるようです。最新機の優劣を他社機と比較して云々するような能力も知識もカネもありませんが、オールド機であってもNikonにはたしかにオーラを保っておりますね。
なにせ Nihon の ikonですからね。

宝くじでも当たらない限りD一桁機や、Z機とは縁のなさそうな私にとって、
これは最後のフラッグシップ機かなと思って楽しんでいます。(合掌)

*噂の爺カメラです



 

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