炎暑のうえに湿気がひどく、日中は家に籠もって一歩も外出せず。
昨日は夕方からネット桟敷で高校野球を楽しんだ。
やはり力が拮抗するなかでドラマが生まれるのがよい。
かつてない炎天下での競技。みなさんの健康を祈るばかり。
やはり力が拮抗するなかでドラマが生まれるのがよい。
かつてない炎天下での競技。みなさんの健康を祈るばかり。
夜、鷗外の『澁江抽斎』をひらく。
愛蔵? の鷗外選集版は、ざらっとしたクロス装の手触りが好きだ。
新書サイズなので、行儀が悪いが寝転がって読むのに疲れなくてよい。
でも、文字の大きさという点では、そろそろ限界かな。
この作品が単行本になったのはいつだろうか。
というのは、もし当時の本があれば手にしたいと思ったからだが、
調べて見ると、新聞に連載されたのち、生前は単行本となることはなく、没後の大正12年、
鷗外全集刊行会による『鷗外全集』ではじめて本の形に収められたらしい。
なるほど、そういや古本屋で見た覚えがない。
当時一連の史伝は一般には不人気だったというし、そもそも晩年の作でもあり、
生前はこれを出してくれる本屋はなかったのだろう。
漢文をまなんでいることの効用は、こういう漢文脈をベースにした文章が、
少しはあたまに入りやすくなることである。
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