2022/10/24

買い物帰りに近所のリサイクルショップに立ち寄ったら、
餌箱のなかにシグマのズームレンズが転がっていた。
一眼レフ用、しかもペンタックスマウントなので、
程度は悪くないのに、こんなところにまで身を持ち崩したらしい。
可哀想に……。

この頃はすっかりニコ爺になってしまった小生。
長く相棒だったペンタックスはほとんど処分したが、
仕事で使いたおしたK10Dは捨てられずに残しておいた。
いわば静態保存だが、バッテリさえ充電すれば現役復帰も可能。
センサーにごく小さなシミがあるが無問題だ。
私の頭の中でそのレンズとK10Dが瞬時にひっつき、
そしてつぶやいた「イケル!」と。

K10は2006年11月発売。大人気で品薄となり、入手できたのは翌年の3月。
身売り前のペンタックス最期のヒット商品だった。
今回入手したレンズ(17-70mm f2.8-4.5DC macro)の発売は2006年2月。
カメラと「同い年」じゃないか。こういうのは大事なこと。
リヤキャップはなかったけど、フィルターとフードがついていた。
この口径のフィルターは高いのでありがたい。
この頃からシグマは安かろう悪かろうから抜けだした。当時の評価も高い。

帰宅後早速押し入れからK10Dを引っ張りだしレンズを装着。
この感覚。買って来たプラモデルの函を破るようにあけていた子どもの頃を思い出す。
で、使ってみると、アレ~?
甘いピントの画像ばかりが出て来る。うーん。
16年も前のオールドに対する期待値が高すぎたかな。
一瞬後悔の念がきざすが、私は諦めない。
アルコールでレンズとボディの接点を拭いて、
しばらくシャッターを切ってやると、徐々に本調子に。
少しシャープネスを上げてやると……。
ま、こういうのは「夢を買う」ってやつだから、いいんじゃないでしょうか。

爺には爺カメ爺レンズ。なんとでもいえますな。
適度な重さがエクササイズにもなる。

*静態保存から生き返った爺カメ






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