2022/11/17

薄曇り。朝方かなり冷え込んだ。
老母をデイに送ってから、部屋の掃除、それから買い物へ。
近所の藪を眺めていると、ヌルデの枝に袋状のけったいなものがぶら下がっている。
葉っぱの畸形ではないらしい、調べて見るとヌルデの「虫こぶ」とよばれるもの。
このなかに寄生虫が棲んでいるという。
その住人はヌルデシロアブラムシ。なんとも不思議な生態で、昆虫サイトを読んでも
一向に理解出来なかった。いや、それこそが理にかなっているのだろう。
安易に変とか不思議とかいうべきではない。

昔の女性は既婚者になると眉を剃りお歯黒をしたが、
齒を染める原料の五倍子(ふし)はこれからつくる。
不思議といえば、なによりお歯黒の慣行であり、
昔の人がよくこれが使えると知ったことだ。
確かに顔に化粧を施すのがおしゃれなら歯に化粧するのもおしゃれではある。
粧う文化は広く深い。

で、小生は乾燥肌に資生堂の尿素10%クリームをスリスリしている(爺)。
これは気持ちのおしゃれ。
旧家にはよく漆塗りのお歯黒盥やお歯黒壺が残っていた。嫁入り道具だったのだ。



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