2022/11/18

好天。
年に数回、二人の息子の母校から校友会誌が送られてくる。読むのはいつも私だけ。
巻頭は裏千家前家元の千玄室さんだ。100歳近いが矍鑠たるもの。
家元だから和服かと思うと、写真はスーツ姿でスマートである。
いつものように戦時下の厳しい体験を語られるが、
同じ口で戦乱の世の武将たちの茶事に及ぶので、やけにリアリティがある。
政治性の濃さは、やはり「お習いごと」視されるお花や箏・三絃などとは別次元だ。
利休の茶は本来選ばれし男のものだもの。

なんどか表裏両家の門前を通ったことがあるが、茶は一向不勉強だし
そもそも庶民には到底うかがい知れない別世界と思う。
京都の著名人としては梅原猛も瀬戸内寂聴もあの世の人となられたが、
図抜けた人はみな長寿である。
適当な言葉が浮かばないが、たぶん「最後の  」といわれるな。


*葉が落ちて空が透いてきた


















閑話休題。
今日はあまり使っていないカメラを持ち出した。右側のPanasonic G6
年式も性能もふだん使っているNikon1 v1(左)よりずっと上のばずなんだが、
やっぱり楽しくない。数年前中古で購入。美品だったが、手にした瞬間、うーん?。
トキメキがなかったのだ。そんなこというと笑われるが、第一印象というのはやはり確か。
世評と正反対になるけど、やはり相性があるようだ。
もったいないけどそろそろトレードか(値が付きませんが)。
Nikon1 v1はその後の同シリーズとも一線を画す孤高のNikon機だと思う。

趣味というものは得てして「手段が目的化する」といわれるが、小生もその仲間らしい。
でも、どんなことにもトキメキは大事ですな。




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