2022/11/27

先日から授業の予習のためたびたび『老子』を読む機会があった。
以前和刻本で王弼注の老子を通読したことがあるが、まあ文字が目の前を
流れていっただけで、理解には到底及ばなかった。
そもそも「わかろう」とするのが無駄なのかもしれないが、それはさておき、
概説書もいくつか読んでみたが同じ。結局いろんな書物を本気で読むはめになって
ようやくもう一度チャレンジしようという気持ちになってきた。
しばらくまじめに『荀子』を読むつもりだが、そのあいまに再度老子の概説書を読むことにした。
そこで岩波文庫版の『老子』の訳注を担当された蜂屋邦夫先生が2021年に
やはり岩波から出された『老子探求 生き続ける思想』を入手。
『大法輪』に連載されたものをまとめ直されたということで、見た目は小生にも優しそうだ。
もちろんそれは見た目で、中身はとてつもないのはわかっているのだが、
門前払いを食らわされるのはたまらないので、こんどはしっかりしがみつくつもり。


*帯の惹句 もちろんそうなんでしょーが、やはり今日の中国の状況をも
 踏まえたものなんでしょうか


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