2023/10/24

一塊の土

先週京都に行ったとき均一台で拾った中村真一郎の『暗泉閑話』。
あいかわらず多彩な「女難」の話には笑わされる。
なかに「芥川龍之介の諸作」というのがあって芥川の作品を
コンパクトに解説しているのを面白く読んだ。
食指が動いて、昼前、近所のブックオフに寄って、文庫を数冊買ってきた。
「一塊の土」は都会生まれの作家にしては農村の暮らしや嫁姑関係を
うまく描いていると思った。
近郊農家出身の女中の話でも下敷きにしたのだろうか。

*都市化によって不要になった溜め池。水が抜かれて三年。土手の藪を楽しんでいましたが
 とうとう埋立がはじまりました。


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