昨日の京都ゆきもこの天気だったら印象がかわったかもしれません。
でも仕方なし。
あさから近所で餅搗きの音がします。
外で竈を置いてもち米を蒸しているので割り木の煙の臭いも年の瀬らしい。
苦持ち(餅)といって29日は避けるので、今日にしているのでしょう。
近所の子どもたちも集まってきて、ひとしきり賑やかでした。
この冬の自習は荀子(じゅんし)と説苑(ぜいえん)。無理せず標点本でいきます。
荀子は辞書を引くだけではわからないところがあり注にたよりながら進みます。
いわゆる性悪説が不人気ですが、全体を通して読むとなかなかすごいと思わせます。
漢文が好きな人には荀子はむしろ人気があるのではないでしょうか。
小生も聖人に列せられるとはいえ雄弁でオレ様口調の孟子より荀子に親近感があります。
じっさい荀子も孟子がきらいだったようです。
説苑は前漢の大学者劉向(りゅうきょう)の撰。いまいちな天子様の考えを矯正するために
古今のお話しを集めて献上したというもの。
君臣はどうあるべきか、政治や外交はどうすべきか考えさせるいわば正論なんですが、
陛下の御機嫌を損ねると悪くすれば一族皆殺しになる国柄、諌言するのも命がけ、
そう思って読むと背筋が伸びますなぁ。
現実社会のさまざまなエピソードや教訓をうかがい知ることができます。
こちらのほうがちょいと読みやすいですね。
*今朝は冷えて霜が降りました。
*皆さんの散歩道
*このところの暖かさでまたヤツデの花が開いてきました。
*デジタルは便利ですが紙の本はやはりいいですね
80~90年代のものなので、印刷や造本は当時の日本とくらべると素朴な感じがします。
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