2025/05/23

墓の跡は栄える?

昨日の夕方から涼しくなり、夜も快適。あの湿気はどこいった?
とはいえ日ざしは強いので、早朝から墓掃除。
霊園ができてもう40年近く、両親が墓石をたてたのが20年前。
平成のうちは右肩上がりで墓石が増えていたけど、このところ建立は目立って鈍化。
キャンセルや墓じまいもチラホラ。わが家も次の代で無縁になりそうだ。
霊園が昨年永代供養の納骨堂を建てたのは、その先を見ての対策だろう。
のぼりには「永代・永久供養」とある「永代」とはだいたい33年らしいが永久とは?

大昔亡骸は捨てて省みなかった。墓石をたてるようになったのは江戸時代。
イエの成立、代々という意識、幕府の政策、寺院の経営がマッチングしたんだな。
腐しているのではない。それはその時代の要請。
それでも土葬による埋葬墓地と、なんにも入っていない石塔墓地を分けて前者を省みない風習はごくごく近年まで続いた(両墓制)。石塔は位牌のようなもの。
檀那寺は墓石と先祖を質に取って檀家を囲い込んだということもできる。

遺骸をそのまま放っておけないから土葬なり火葬なりの処理をするだけ、キリスト教のように審判を受けて「復活」する必要も無いのだ。過剰な思い入れは本来不要なはず。先祖先祖といって3代前の名前がいえるだろうか?
京都など葬地の上に皆住んでいるのだ、「墓の跡は栄える」というではないか。
倶会一處、賑やかで結構なことである。

そのあと里山を徘徊。
山を下ってくると母校の登校自転車に遭遇。
あれ? 制服変わってるやん。


*もともと山のなかにあった湿地を利用したビオトープという まぁつくりもんですが













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