2025/11/18

予報通りの冬空。
気温上がらず、風も強い。
下の息子が一年ぶりに帰ってくる(ただし2時間ほど)というので
夕ご飯の材料を買い出しにゆき、あとは家に引きこもって本読み。
先日求めた高崎直道・梅原猛『仏教の思想11古仏のまねび〈道元〉』
(角川文庫・1997年)を読み進める。
仏教学者高崎の描く道元の仏教と思想とても明快。『正法眼蔵』中の重要巻である
「現成公案」の有名な冒頭句についての解説、はじめて得心できた。
哲学者梅原の「人間道元」へのまなざしも面白く読ませる。
初出は1969年、こんな本が一般読者むけに大手が出せた時代があった。 
SNSや扇動情報に呆けている現代ではもう想像もつかない。 
 



 

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