2026/01/09

ユズリハと童歌

ここ数年の酷暑のせいだろう、庭木の勢が明らかに落ちている。
そうそう寒肥をやらないとと思い立って、近所のホームセンターへ。
リュックに肥料(発酵油かすのペレット)袋を放り込んでからあたりを徘徊。
このあたりもとはアカマツと雑木のはえる丘陵地だったが、いまやぎっしりと住宅で埋まっている。そのなかにひときは目立つのがガスタンク。もとは人里離れた所のはずだが、もうすぐ際まで住宅が迫っている。むろん問題があろうはずはないが、慣れないとちょっと落ち着かない景色ではある。
 
細道を山手に取ると田んぼが残っている。自転車を置いてあぜ道をたどっていくと、葉を落とした明るい藪のなかにユズリハを見つけた。正月と縁の深い木で「楪」の字をあてる。新旧の葉の更新がシームレスで、代を譲る、家の永続をイメージさせ、正月飾りに使われる縁起物だが、葉の鮮やかな緑と、茎の部分の赤との取り合わせが、寒い時期に生命力と活気を感じさせるのだろう。
 
 楪の紅ほのぼのと三世代  奥村直女
 
母が今時分になると毎年思い出したように「正月さん正月さん どこまでござった 三上山の麓まで 何もってごさった 袋に餅入れて ゆーずりゆーずりごさった」と歌ってくれた。正月神の来訪を囃すもので、母は湖東日野出身の母親からこの歌を覚えたらしく、もとをただせば近江の歌ということになるか。もっとも歌詞はいろいろなパターンがあり、ここには書けないような戯れ歌もあった。

 
タンク山 

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

かろうじて残った山田の景色 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

林の中のユズリハ  葉の茎の部分が赤く遠目には赤い実のように見える 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふりかえると野小屋の向こうには大きな団地がひろがる


 

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