2021/11/22

作家はみんな「全身小説家」なんだな

ようやく雨になりました。明日からは冬型になるそうです。
今月はポカポカ陽気がつづき、何年ぶりかでゆく秋を堪能できました。

このところクラシックCDをあさるようになって、しばらく行けていなかったブックオフに
通っています。CD1枚が210円ですから、コンビニのコーヒー代と思えばいいわけです。
ついでに本のコーナーもぐるっと回ると、岩波の新・日本文壇史がこれまた1冊220円で出ていたのでサルベージ。バラで持っていましたが昨年処分していました。
小生買い物に行くときは駄賃として100円貰いますので、今度は揃えられそうです。

このシリーズ、ある意味作家のゴシップ(男女関係が主です)が見所なような気がします。伝説に包まれた作家が、生身のまま「どろり」と目の前にあわわれくるようで、いささか違和感を感じないでもありませんし、典拠の誤りなど批判もすくなくありません。「文学史」ではなく「文壇史」としたのもなんとなく肯けます。
小生も最初の2冊を買って読んで、「もういいかなぁ」と思いました。
しばらくすると、私生活が全てでは無いという気にもなってくるわけです。
そんなもんあたりまえやろう、それで?と……。
完結してしばらく時間が空いたので、読み直しです。個人での通史執筆ですので大きな仕事です。作者としても気に入らないなら書いて見ろということでしょう。
今日ならもう少しというべき75歳で亡くなられたので、まさに畢生の大作ですね。


*庭のライラック








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