2022/01/24

なんとかたどりついた

昨年11月から読み始めた『顔氏家訓』ですが、本日ようやく通しで読み終わりました。
3ヶ月弱かかりました。「読む」といってもいろんなレベルがあると思うのですが、
今回は「抱経堂校定本」という清朝に出された版本を影印したものをテキストにして、
辞書を引き引き、直接赤鉛筆で句読を切りながら進みました。もちろんあとで訳解書で確かめるというかたち。まぁとりあえずチラ読みしました、というやり方でしょうか。

最初のうちはそうむつかしくなかったのですが、中盤から進まなくなり、一日数行と言う感じになりました。大学の演習などであれば、さらに典拠などをこってり調べて、訓読や日本語訳もつけないといけないので、それと較べればいたってルーズなやりかたですが、ともかくどんな事が書いてあるかを知ることに目標を置きました。
「読んだことありません」といいえないような有名なものなので……。

明日から復習しても良いのですが、実はこれまた有名な『世説新語』南宋刊本の影印本を買ってあるので、そちらへ進もうと思います。南北朝という時代は面白そうです。
しかし、日本はまだ「倭の五王」時代なんですなー。


*写真左側がこんどの「世説新語」です、こちらのほうが元になる版本がぐっと古いので
 雰囲気がありますね。古本屋で購入。最初の数頁だけ書き込みがありました。




0 件のコメント:

コメントを投稿