2022/12/23

5回!目(オミクロン株対応・ファイザー製)のコロナワクチンを打って24時間がたった。
接種した方の腕がやや重いのと、わずかに寒気がある程度で推移している。
今日は厳しい寒波でそれが部屋の中にも及んでくるほどなので外出の気も起こらず、
勉強はちょっと休みにして、この間買って来た本のまとめ読みに励んでいる。

そろそろ今年読んだ本を書いておく時期。
しかし、今年は演習の密度が濃く、正直なところ授業に関係する以外の本はあまり読めなかった。授業で使ったのは宋代の学者王応麟のあらわした『困學紀聞』を清代の考証学者翁元圻が注した「翁注困學紀聞」毎週半丁から1丁分を予習し輪読した。今年はその「諸子」のところだったので老荘や荀子、管子などなど、諸子百家にかかる書物が引かれているのを通して学んだ。毎回必ずあたるのでぼんくら頭には結構キツかったが、書物を読む原体験のようなものが感じられて充実した1年だった。受け入れて下さる先生や学生さんには感謝しかない。

フツーの本は、秋以降に読んだものがやはり印象に残っていて、説話集の『十訓抄』『発心抄』が面白かった。年齢とともにこういう抹香臭いのがすきになってきましたね。
あとはつい先日買ったゴンチャーロフの『日本渡航記』が群を抜いて面白かったし、探検的なものでは長尾雅人の『蒙古ラマ廟記』がためになった。

そんなことより今年のマイブームは「貫禄文庫本」。古本市や書店店頭の均一棚などに50円とか100円で背を陽にさらしているのを掘り出して楽しんでいる。それらは、傍目には「護美」(片仮名で書くのは忍びないので漢字で書く)以外の何物でも無いらしく、食卓では広げることを禁じられている。さて、来年はどんな出会いがありますか。






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