2025/04/04

道元話法


肌寒い日が続きます。
朝から歯医者へ、そのまま買い物です。
川沿いに数百メートルつづく桜並木が六分から八分咲き。
この週末が見頃になりそうです。

このところ読んでいるのは頼住光子先生の『正法眼蔵入門』(角川ソフィア文庫)
2005年に出されたものに増補して2014年に文庫化されている。
いちおう「入門」とありますが、じっさいは「眼藏」の主要な諸篇を原文と定評のある訳解書で何度か読んで、独特な「道元話法」の洗礼を受けてから手にすべき内容と感じます。
たいへん明晰な行論で、小生「眼藏」の最初におかれた「現成公案」の内容が、はじめて腑に落ちました。たとえ現代語訳してあっても、「わかる」ということとは別の問題なんですな。しかし、論語でも言いますが、たとえ「門」に入れたとしても、広場を通って「堂」に昇り、さらに「室」に入って道を究めるというのは、いったいどういう世界なんでしょうな。とても人間わざとは思えません。

東大教授を経て現在は駒沢の仏教学科の教授ということですから、ぜひ『正法眼蔵』全巻の現代語訳を世に出していただきたいですね。

*今年の桜は長持ちしそうです


*同時平行で黄色いのも









*帰り道に撮り鉄 EF510-515 ちょっと曇っちゃいました

*いい本に巡り会えました






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