ハゼの実は冬の林のアクセント
『臨済録』(早稲田大学図書館サイトより)
ハゼの実は冬の林のアクセント
『臨済録』(早稲田大学図書館サイトより)
今日はまだ27日だが、土日にかかるので、会社も役所もたいてい昨日が仕事納めだったようだ。年度で動く世の中であり、大掃除も、餅つきもないとはいえ、やはり年の瀬の数日は新年を迎える特別な期間だと感じる。そんななか、先日入洛したところなのだが、ちょっと正月用の買い物ができたことを理由にして、朝からまたまた京都に出かけた。
それに先日双ヶ丘に登った時「京都三山」ということを知った。大文字山・双ヶ丘・そして船岡山がそれだという。大文字は新緑の頃がベストだとわかっているので春にまわして、今日は船岡山へ行ってみることにした。まぁそれを口実にして徘徊するわけだ。
実は学生時代国土地理院の50,000分の1地図で京都市街分をそろえ、大学の行き来に歩いた道を赤鉛筆でマークしていた。その後自転車に親しむようになり、洛中の道はたいてい通っている。半世紀近くを経て再訪すると正直がっくりすることが多いが、家屋敷や商売を継承していくことは、ことに京都のような町中では田舎者にはわからぬ苦労も多いことと思う。
山門(金毛閣)この楼上に置かれた千利休像が秀吉を怒らせたというアレだ
境内には立派な赤松が多い ブーンブーンと落葉を吹くブロアー音が響く
山頂より神社からの眺望がよい。昨夜の雪で比叡山から北山は雪化粧
小生が好きな森鴎外の歴史物「興津弥五右衛門の遺書」の最後の場面はこのあたり。千本閻魔堂もあり北の方蓮台野の葬地への入口にもあたった。船岡山の印象もやはり陰だ。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/45209_30640.html
なお、乃木希典の「殉死」に触発されて書かれた鴎外の殉死物は、こういう視点で書いたという評価。やはりそうなんでしょうね。
https://k-hirano.com/articles/bungakunomori_202205
千本通に別れて上立売通を東へ 瓦屋根の町家はほんとうに少なくなった
知恵光院の西陣聖天雨宝院 西陣の町に息づいた寺
一気に細くなった上立売通が大宮通と交差する西陣児童公園で一服
今日のお昼はイチヂクパンでした
児童公園めぐりも楽しい
意匠がモダンな西陣小学校は今は統廃合で閉鎖されたようだ
広い堀川通に出た
油小路通から小川通を今出川に下り、わずかだが旧今出川通を歩く
あと10年もしたら洛中の小規模町屋はなくなるかゲストハウスかと言う感じ
新町通の霊光殿天満宮の鳥居には
なかなか勇ましい額がかかっている ま、相手は「元寇」ということてすが
境内は一服するのにいい感じ
前方に御所の森が見えてきた
同志社大学のなかを通って今出川御門から御所へ 入ります
*本日の歩数は19,300歩
*京阪電車を乗りついで京都市役所前で下車 今日はここからスタート
*寺町通りを北上 通りに面した建物にもポツポツ変化
*革堂・下の御霊さんを横目に見て
*さらに北上 新島記念館をのぞき見る
*清和院門から御所に入り
*京都迎賓館の東側の小径をゆく ここがなかになかよい所
*黄葉も紅葉もぜんぶ散って 林の中は明るい
*今出川通を渡って 突き当たりは幸神社
*出町商店街に入り古本上海ラヂオで本二冊を購入
*出町デルタを見ながらコーヒー コンビニのおにぎりが5割値上げしていて吃驚。
* 加茂大橋を渡り 河原では一人篠笛を吹くご老人がいた
*川端から東大路まで阿弥陀に歩いて
*西部生協でお昼にして帰宅 学生さんに人気のオムカレー 美味しいけどちょっと高いかな