2026/06/09

あはうみも梅雨の濁りを免れず  西村和子

毎日新聞の俳句選者。

「あわうみ」は淡水湖。もしかすると琵琶湖のことか。
梅雨の濁りとは長雨の濁流が湖水に注いで濁りを生じる様子だろう。
句意とは離れるけれど、昔の田植えは遅かったのでちょうど今頃代掻きによる濁水が河川を通して湖に流入する状況であった。子どもの頃湖畔の村々ではこの濁水が淡水魚の産卵を促し、田植え時期には田んぼの中までコイやフナ、ナマズが遡上し食膳に上った。「濁り」のなかに人間の暮らしと自然の豊かなかかわりもあった。


























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