2023/12/31

来る年がおだやかなものとなりますように







2023年補遺

今年読んだ本に上げるのを忘れていました。
井口淳子『送別の餃子 中国・都市と農村肖像画』灯光舎 2021
民族音楽学が専門の研究者によるフィールドワークエッセイ。
小生中国の古典はかじっていますが、本来はこっちの方が専門は近い。
熱血フィールドワークのなかで綾なされる出合いと別れ。
80~90年代、「激動」中国のなかに生きる人々を活写。
イラストがまた素晴らしい。
文句なくオススメです




2023/12/30

今日のほうが天気はよくなりました。
昨日の京都ゆきもこの天気だったら印象がかわったかもしれません。
でも仕方なし。
あさから近所で餅搗きの音がします。
外で竈を置いてもち米を蒸しているので割り木の煙の臭いも年の瀬らしい。
苦持ち(餅)といって29日は避けるので、今日にしているのでしょう。
近所の子どもたちも集まってきて、ひとしきり賑やかでした。

この冬の自習は荀子(じゅんし)と説苑(ぜいえん)。無理せず標点本でいきます。
荀子は辞書を引くだけではわからないところがあり注にたよりながら進みます。
いわゆる性悪説が不人気ですが、全体を通して読むとなかなかすごいと思わせます。
漢文が好きな人には荀子はむしろ人気があるのではないでしょうか。
小生も聖人に列せられるとはいえ雄弁でオレ様口調の孟子より荀子に親近感があります。
じっさい荀子も孟子がきらいだったようです。

説苑は前漢の大学者劉向(りゅうきょう)の撰。いまいちな天子様の考えを矯正するために
古今のお話しを集めて献上したというもの。
君臣はどうあるべきか、政治や外交はどうすべきか考えさせるいわば正論なんですが、
陛下の御機嫌を損ねると悪くすれば一族皆殺しになる国柄、諌言するのも命がけ、
そう思って読むと背筋が伸びますなぁ。
現実社会のさまざまなエピソードや教訓をうかがい知ることができます。
こちらのほうがちょいと読みやすいですね。


*今朝は冷えて霜が降りました。


















*皆さんの散歩道


















*このところの暖かさでまたヤツデの花が開いてきました。

















*デジタルは便利ですが紙の本はやはりいいですね
 80~90年代のものなので、印刷や造本は当時の日本とくらべると素朴な感じがします。


2023/12/29

年の瀬の散歩

明日あさっては天気も今ひとつのようなので、気晴らしに京都へ。
二年ぶりに乗った山陰線。見る所その8割は外国人観光客でした。
二条駅から歩き出し、まずは三条会のアーケード。
何軒か昭和の喫茶店がありますが、
二条城界隈のゲストハウスから出て来た客で結構な賑わいです。
でも小生はケチって堀川を渡ったところのコンビニで珈琲を買い。近くのバス停で一服。
そのかわり林のお香屋さんで線香と焼香を購入。そのために萬事節約でした。
さらに三条通を東進。ところどころに更地。
町家が無くなり、マンションになりそう。町の色が変わってきた。
文博はもうお休み、企画展は新年になってから見に来るつもり。
あれ?そういやイノダが見当たらない。後で調べたら改築のため休業?とのこと。
ほんとうにあの丸いカウンターが復活するかしら。時節柄疑ってしまう。

寺町から上がります。
ここも新京極からのぼってきたとおぼしき外国人が多い。
ゴロゴロ、ガラガラ……。
左右に店を構えた鳩居堂はちょっとすました感じになりすぎたような。
人気のスマート珈琲店は長蛇の列。常連さんには不評かも。
御池から丸太町の間のお店も変化してきている。
途中革堂にお参り。

丸太町で折り返して河原町を下って三条まで戻る。
そばぼうろのかわみち屋のあとはマンションになり、
一階に「御所東なんとか」というクリニックが入っている。
いかにもデベロッパーがつけそうな名前だけど、
じっさい角の小学校も「御所東小」に。なにかありがたみがあるのか。
京都には由緒のある校名があったでしょうに。どうされたのか。
そのかみラジオCMで親しんだ「丸太町のかわみち屋」だったはずだが、
本店は洛外の西ノ京へ移転。無常ですな。
田舎者にはわからないが、町中で暖簾を守るのはたいへんなんでしょう。
でもあの蕎麦ぼうろは好きですよ。
京阪書房のあとは更地のまま。

欄干が新調なって初めて三條大橋を渡り、薄暗い三条京阪の地下駅から帰宅。
29日ということもあるのか町中は静か。
商店街もかつてのような年の瀬の切迫感はなし。
洛中はほとんど行かないので、いろいろ変わったなぁと思う。


*三条会商店街にて











*寺町御池上ルにて











*竹屋町新烏丸東入 生存確認



2023/12/28

ふりかえり

師走も28日。仕事納めの日になりました。
といっても毎日が日曜の小生にとっては、特別感はもうありません。
とはいえ、一年をふりかえるにはよい日かもしれません。

出来事としてはなんといっても母を94歳で見送ったことでしょう。
ふりかえってみると2016年86歳の頃から認知症が出始めまず家内が離職。
翌2017年には、自分が企画した事業が完結したことと
そのストレスでいささか体調をくずしたこともあり57歳で早期退職。
以後母の何度かの入院を挟みながら、亡くなるまで家族で自宅介護にあたりました。
介護者家族がいるので特養の入所はむつかしく、母の場合は認知症のタイプが特殊であったことも自宅介護を選択せざるを得ない要因でした。

最後の二年間は要介護5でしたが、いちばん難儀だったのは要介護3くらいの時と思います。母は一般的なアルツハイマー型ではなく、レビー小体型認知症というやっかいなタイプで。途方に暮れて一時は有料老人ホームへの入所も検討しましたが、精神科で検討して頂きクエチアピンという薬が合い、これで幻視・幻聴・抑うつ・暴言や夜間徘徊といった症状をなんとかコントロールする事が出来たのは幸いでした。こういう時には医師の指導だけでなく、認知症家族をもった方のブログなどが参考になりました。先が見通せないなかで、今後どう推移していくか事前に把握できたからです。医者のおっしゃることは医学上のことであり、患者や家族の暮らしや気持ちのレベルまで降りてはくれません。ことばは適切ではないかもしれませんが、当事者になった者にしかわからないものがありますね。もちろんそれは苦労だけでなく、学ぶことも含めてのことですが。

介護のなかでいろんな方のお世話になりましたが、まずはよいケアマネの方との出会いがあり的確なアドバイスとサポートが得られました。これは大きかったと思います。
そしてデイサービス、最後の一年間は訪問看護で助けられました。こういう制度や施設、マンパワーがなければ、早晩家族共倒れの憂き目にあっていたと思います。
それと今の時代でありがたいのは、介護食や介護グッズが手軽に入手できることです。
紙おむつには市からの助成がありますし、介護食としてはネスレのアイソカルシリーズがたいへん重宝でした。介護はすごい「市場」なんですね。もちろん亡くなる前の晩までわずかながらも食事がとれ、なんとか座位を保つことができた当人の頑張りもほめてやりたいとおもっています。あとは、若干の蓄えと年金があったことは、やはり無視できません。これは自分たちの課題でもあります。

そんな「支え」のなかで、精一杯の看取りが出来たので、後悔もないのですが、ただ実の親だけにやはり感情的になることもあり、介護開始とほぼ同時に慢性的な前立腺の違和感に悩まされ、あと、一二年続いたら完全に音を上げていたと思います。
笑い話のようですが毎日テレビの「おかぁさんといっしょ」を見ながら朝食をたべさせていました。まさに逆転の立場での「おかぁさんといっしょ」でありまして、「長いお別れ」の時々に、いろいろなことを考えさせられました。
もちろんこんなことはどこにでもある話で、書くにおよばないことと思いますが……。

あれから半年以上が経ちました。
介護の日々はもうずいぶんと以前のことのように感じます。
13年前に亡くなった父の遺影とともに母の短歌の額を仏壇に飾って、毎朝挨拶につとめています。そして、いずれ介護が終わったら……、と先送りしてきたことを、ぼちぼちやり始めたいと思うこの頃です。





2023/12/27

ニッコールのヒゲ

もう少し晴れるかなぁ、と期待していましたが、曇り。
昨日で年内のことはだいだい納まったので、自転車に乗るつもりでしたが散歩に変更。 
結局ニ時間くらい歩いたけど、道中おしるこを飲んだり、パン屋さんで見切り品詰め合わせを買い食いしたりで、結局あまりカロリー減にはならなかった。1万歩くらいか、オツムはともかく口と足腰は快調。

今日のお供は、古いNikon D300に、これまた古いズームレンズ(Zoom-Nikkor 28-50 f3.5)私が就職したころに発売されたなつかしいAIタイプ。APS-Cなのでだいたい40mm~70mm相当というところ、前期高齢者にはピッタリの画角。
重くしっかりした造り。直進ズームで、絞り値別に色分けされた被写界深度の「ヒゲ」がなんとも格好いい。これがNikonは高くて買えず、ズイコーやタクマーで我慢していたカメラ小僧にはあこがれだった。
で、昨日のコンデジと比べると重さは20倍くらいか。なら軽い方がいいはずだけど、そこは大人のオモチャということで……。


*撮っているのはあいかわらすです



































*これがあこがれのヒゲです


2023/12/26

今日で演習(『翁注困學紀聞』精読)は終わり。
時計台の鐘の音を聴いてからさらに半時間。
みなさんよく準備されていましたが、なかなか難しい課題でした。
先生からいろいろと教えて頂き感謝です。
来年度は顧炎武の『日知録』の精読ということですが、
その時この場所にいるのは誰と誰?。国に帰る人もいるようです。
みなさんよいお年をお迎えください! とご挨拶。

写真はいずれも小生お気に入りの場所。本日はコンデジでパチリ。
冬の日ざしというのはなかなか豊かなものですね。

*人文研前のクスノキ並木 左手に武田五一設計の旧建築學教室本館





















*ケヤキの中庭




















*スクラッチタイルの壁に映る樹影


2023/12/25

世代交代

年の瀬らしく? pcのモニタがこのところうなりを生じてきました。
画面もなにやら暗い。眼精疲労はそのせいかしら。
いつ買ったかわからないほど古いiiyama。15年くらい前?。よく働いてくれました。
当時主流だったアイボリーの筐体は、あちこちにパスワードが落書きされ、黄ばみを増している。さすがにそろそろ買い換え時と、4:3モニタ(17インチ・但し中古です)を発注しました。これがあと15年もったとしたら、私は80歳……うーん。

いつものぞいている某ブログでオススメされていたグループ
CHO CO PA CO CHO CO QUIN OUIN

どう読んだらいいのかしら?
チョコパコチョコキンキン」というらしいです。
細野晴臣の孫がメンバーという。なるほど。




















2023/12/24

今日は寒さが少し緩みました。
朝のうちは氷がしっかり張っていましたが、午後は風も止み散歩日和になりました。
お日様の力はすごいですねぇ。ありがたし。
このまま正月が迎えられることを祈りたいですな。

昨日に続いて漢文予習。なんとかめどがついたのでほっとしました。
日中双方のネット上のデータベースと検索エンジンが無ければ、とてもこうは行きません。
いいのやら悪いのやら、ともかくありがたいことです。それでも机上は本の山。
その隙間にお茶やらお菓子やらを置いて、モクモグしながら長期戦です。

*朝のうちはこんな感じ

















*午後はこんな感じ




















ちなみに上はPENTAX、下はNikon。色はペンタが好きですが、4台あるボディが全部壊れてしまいました。Nikonはさすがに丈夫です。

2023/12/22

ほんに寒むおした。
本日最終授業と思いのほか、来週火曜日もあり。
思わず悲鳴を上げる学生さん。
親心どすな。
それにしても予習日程が厳しい!!
来年度の継続許可のハンコを頂いて急いで帰宅
帰りの電車は足が宙に浮いても倒れないほどの大混雑でした。



2023/12/21

所用入洛

ぎゅーっと冷えてきました。
用あって入洛。地下鉄を縦横に使って(たいそうですが)、京都一周。
昼間の地下鉄は空いてますね。
ほとんど年配の(シニアといったほうがいいのかな)方
私もその一部になりつつありますが、年齢層は高い。
車椅子の方も何人も見ました。混雑を避けておられるのでしょう。
それにしても目を見張るのは今どきの電動車椅子。
なかなかのメカ。格好もいい。
ジョイスティックのようなコントローラーで颯爽と操るご婦人。おお!。
町に出ると世の中がわかりますね。田舎者には……。

明日は午後から雪が舞うらしい。
6時過ぎまで最終授業ですが、JRで帰れるかしら。
















2023/12/20

渡り鳥

師走ももう廿日になりました。
湖北から湖西にかけて琵琶湖の北のほうでは雪が降っているようです。
湖南でもこれから金曜日にかけて降雪も予想されています。
年内に一度積もるのが例ですが、今年はどうなりますか。
昨日はボランティアは一足先に仕事納め。終日データづくり。
戦前から平成まで交付された辞令や委嘱状がそっくり残っていて
それが相当な枚数。枚数にも驚くけど、残してあるというのが、まず小生などには驚き。
後世顕彰されるような人は心構えが違いますな。

このところ散歩の楽しみは鳥見物。
近所のなんでもない小さな川ですが、鳥の種類も多く時折カワセミも訪れます。
種によって警戒の度合いも違うようで、少々近づいても大丈夫なものと、
全く近寄れないのとその差が激しい。
そこで例によって高倍率コンデジが活躍します。楽しむだけならこれで十分です。


*これはコガモのメス


















*こちらのオスはなかなかの押し出し。まるで歌舞伎の隈取りのようです